令和5年度 観る・学ぶ・楽しむ えどはくスペシャル公演「日本舞踊とクラシックとの出会い~夏~」を開催しました

2023.09.22イベントレポート

休館中も都内各地のホールから伝統芸能などの日本の歴史・文化の魅力をお伝えする「観る・学ぶ・楽しむ えどはくスペシャル公演」を開催しています。

令和5年度の公演第一弾として、「日本舞踊とクラシックとの出会い~夏~」は、7月22日(土)23日(日)の2日間、全4公演、東京芸術劇場シアターウエスト(小ホール2)にて開催しました。

「日本の伝統芸能と外国文化との出会い」をテーマに、日本舞踊をより深く味わうための振付師による解説や、初めて日本舞踊を鑑賞する方にも楽しくわかりやすい演目でおおくりしました。

 

着物姿で扇子を持って舞う稽古中の様子 着物姿で両手を広げ舞う稽古中の様子

 

7月に入り、本番に向けた稽古の様子です。

「ボレロ」は、古事記に記された「天の岩戸開き」を題材に、ラヴェルの名曲にのせ、男性舞踊家6名による躍動感あふれる踊りです。

 

浴衣姿で団扇を手に舞う稽古中の様子 浴衣姿で団扇を手にポーズを決める稽古中の様子

 

大和楽「お祭り」は、「大和楽」の美しく情感溢れる音色にのせて、浴衣姿にうちわを使って、華やかに爽やかに踊ります。

 

会場内で団扇を使ったレクチャーを体験する観客

 

東京芸術劇場シアターウエスト(小ホール2)の当日の様子です。

うちわを使った日本舞踊の所作のレクチャーもあり、客席も音楽にあわせて日本舞踊を体験し、大盛り上がり!

 

舞台上で団扇を使った所作を解説する演者

 

大和楽「お祭り」の公演前に、振付師により、舞台となる日枝神社の山王祭についての話や、うちわを使った所作など、初めて日本舞踊を鑑賞する方にも楽しめるよう、解説をしていただきました。

 

団扇をお神輿に見立てポーズを取る4人の女性 8-23nihonbuyo

 

大和楽「お祭り」は、うちわを使っていろいろな場面をみたて、時には楽しく、また時には美しく踊ります。お祭りのおみこしわっしょい!月夜に提灯、涼しげですね。

 

舞台上で扇子を使い解説をする振付師

 

「ボレロ」公演の前には、振付師により、古事記の「天の岩戸開き」のストーリーや日本舞踊ならではのさまざまな所作や振り、扇子の使い方などについて解説していただきました。

 

舞台でボレロの音楽に乗せて舞う舞踏家たち

 

「ボレロ」の重厚な音楽にのせた力強い日本舞踊に、観客は、引き込まれていきます。

 

扇子を広げ「天の岩戸」が開いた場面を演じる舞踏家たち

 

フィナーレ、「天の岩戸」が開いたところ。

 

初めて日本舞踊を見た方はもちろん、ご来場いただいた多くのみなさまに、観て学んで楽しんでいただくことができました。

 

えどはくスペシャル公演 大和楽「お祭り」 Boleroチラシ pst_2023_bolero_u

 

観る・学ぶ・楽しむえどはくスペシャル公演は、引き続き、都内各地のホールにて開催します。