夏休みふれあい体験教室、大盛況!

2016.08.12イベントレポート

7月最後の週末、江戸東京博物館ではさまざまなふれあい体験教室を開催しました。

 

◇切り子体験教室

江戸博オープン以来、毎年、夏休みに開催している切り子体験教室が7月29日(金)、30日(土)に、1階会議室で開催されました。毎年大人気の教室です。

1階会議室画像

 

ふれあいスタッフのガラス工芸班が用意した、江戸切子解説コーナー。被せガラスの作品、江戸切子の代表的文様、幕末に出版された、ガラス商の引き札(チラシ)などが展示されています。

江戸切子解説コーナー画像

 

文様が見えやすいように、黒の紙の上にサンプルのボウルが載せてあり、みんなはこれを見て文様の構想を練ります。

黒い紙の上に置かれたサンプルボウルの画像

 

ガラスボウルにマジックで好きな柄を描き、それをグラインダーで削っていきます。
墨田区在住の伝統工芸士、川井更造さんなど職人さんからやり方を教わりながら、削っていきます。みんな真剣な表情ですね。写真はお子さんばかりですが、大人の方も参加されてましたよ。

 グラインダーで削っている画像

 

削り終わったら、色紙の上に乗せて、色と柄を楽しみます。みんな上手にできましたね。

色紙に乗せたボウルの画像

 

お帰りの際には、ガラス工芸班のメンバーが包装して、かわいいパンダのポリ袋に入れてくれるので、割れ物だけど、持ち運びも安心ですね。

作品を梱包している画像

ご参加有難うございました。
グラインダーは設置も後片付けも重くて大変。職人さんとガラス工芸班のメンバーの連携で、無事今年も教室を終えることができました。

 

◇ときめきユカタ体験

ふれあいスタッフキモノ班が企画する「ときめきキモノ体験」は、常設展示室5階ミュージアムラボの体験住宅の中で、洋服の上からキモノを着ていただく体験教室です。7月30日(土)、夏バージョンの「ときめきユカタ体験」が開催されました。夏休みのせいか、小さなお子様連れのお客様がたくさんご参加いただきました。
台湾からいらしたお母さんとお嬢さん、ユカタ姿がステキですね。体験住宅の外からお父さんが何枚も写真を撮っていらっしゃいました。ご家族での来日は二回目。一回目は桜を見にいらしたそうです。季節ごとに日本をエンジョイしていらっしゃいますね。お父さんは朝野新聞のファサードにも興味津々。台湾にはまだこういう建築が残っているそうです。
ご参加の皆さま、どうも有り難うございました。次回8月27日(土)も「ときめきユカタ体験」です。ぜひ、お気軽にご参加ください。

 台湾からいらしたお母さんとお嬢さんのユカタ姿画像

 

 

◇藍の建て染め体験

こちらも江戸博オープン以来続いている、夏休みの体験教室です。3階広場の休憩室で、7月30日(土)に開催されました。

 3階広場 休憩室の画像

 

いくつかの部分を輪ゴムで縛ったり、棒をはさんだりしたハンカチを、ポリバケツの藍甕で育成している藍につけて、染めていきます。ふれあいスタッフ藍染班のメンバーがていねいにアドバイスしていますね。

藍染体験中の子供たちの様子

 

 染めたときは緑なのに、水ですすぐと、あら不思議、きれいな青になるんだね。かっこよくできました。他のお友達も、良い柄ですね。

作品を披露するお友達の画像

 

こちらのお友達は、妹たちも興味深々。姉妹で藍染のフシギを体験していただくことができました。

 藍染体験をする姉妹の画像

 この他にもたくさんの方がご参加くださいました。有難うございました。
次回は、当日でも参加できる、「秋の建て染め教室」(9月10日(土))です。
大人の方もご参加いただけます!ぜひ、お気軽にご参加ください。

 

◇親子で作ろう「江戸ぱたぱた」

ふれあいスタッフ昔遊び班の企画による木工工作の体験教室、親子で作ろう「江戸ぱたぱた」が7月31日(日)、1階会議室で行われました。からくりおもちゃ「江戸ぱたぱた(変わり屏風)」を親子で力を合わせて作ります。完成品はこんな形(左)。折りたたむとこんな感じです(右)。

江戸ぱたぱた完成品画像

 

 親子のチームに、材料と道具がセットで用意されます。

材料と道具の画像

 

スクリーンに映しだされる指示に従って、作業を進めていきます。

 会議室でのレクチャーの様子

 

のこぎり、かんな、紙やすりなどを使って屏風の部品を作ります。

 のこぎりを使用し作成する様子の画像

 

 部品ができたら、シールを貼って、つなげていきます。

親子で作業をする画像

 

 ついに完成!みんな個性的な作品になりましたね。

たくさんの参加者の画像

 みなさん、ご参加有難うございました。
ふれあい体験教室ではさまざまなワークショップを館内で実施しています。
HPをチェックして、お気軽にご参加くださいね。https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/class/

※写真はすべて事前に掲載のご承諾を頂いております。