2015.08.04展覧会レポート
8月に入り、暑い日が続いています。
気温上昇とともに、江戸東京博物館も盛り上がりを見せ、いよいよ夏休みのイベントが本格的に始まりますよ!
1階特別展示室では、8月4日(火)から、満を持して特別展「徳川の城~天守と御殿~」がスタートしました。
関ヶ原の合戦に勝利し、征夷大将軍となった徳川家康は、全国の統治を強化するために、江戸城をはじめ各地の重要拠点に城を構え、権威の象徴であった天守や、荘厳な御殿が建てられていました。時代の経過とともに今では建造物の大半を失ってしまいましたが、当時の様子を伝える絵図や屏風などの絵画資料、工芸品などの貴重な作品を通してその様相に迫ります。
そして、NHK制作の高精細映像により、本丸御殿を体験するような展示が登場!
迫力ある映像で御殿の中を実際に歩いて見学するような臨場感を体感していただけますよ。
家康たちが築き上げた「徳川の城」の魅力や迫力をぜひ味わってください!
また、常設展示室内5F企画展示室では、8月11日(火)から企画展「くらべてみよう 江戸時代」がスタートします。
テレビやインターネットなど様々な情報源に囲まれて暮らす私たちですが、江戸時代はどうだったのでしょうか?
江戸には多くの人や物資とともに、さまざまな情報も集まってきました。江戸の人は情報をいち早く知ることや、集めた情報を順位づけしたりすることが楽しみだったようですよ。
会場では、江戸時代に流行した書物や絵画をはじめ、江戸市中で事件が起きると発行された「瓦版」や、相撲番付になぞらえて、様々なものや人などを順位づけした「見立番付」といったランキング表などから、江戸っ子の興味を探ります!
さらに、江戸時代の資料の手ざわりや、重さ、しくみなどを体験することもできます。
何が登場するかはお楽しみ!
企画展開催中、5階ミュージアム・ラボでは、来館したみなさんのお気に入り模型を選んでいただく「えどはく人気模型ランキング」を開催します!
江戸東京博物館の数ある模型の中で、どの模型が1位に輝くのか!?
結果は、後日、ホームページ上に番付形式で発表しますよ。
好きな模型にぜひ1票を!お待ちしています。
おまけ・・
今年の3月28日にリニューアルオープンした常設展示室には、模型「幕末の江戸城-本丸・二丸御殿-」が新たに登場しました。
みなさん、ご覧いただけましたか?
江戸城模型写真
縮尺1/200で、江戸城の本丸・二丸御殿を再現しています。
こちらの模型は、6階の「江戸城と町割り」コーナーに展示されています。
このコーナーでは、その他に、寛永期の日本橋の模型や大名屋敷の模型も一緒に展示されており、両模型はいずれも縮尺1/30です。
並んでいる模型から、庶民、大名、将軍の住まいの違いを見比べてみてくださいね。