2017.06.06イベントレポート
5月21日(日)、常設展示室5階中村座前で、ふれあい体験教室「歌舞伎の鳴り物を鳴らしてみよう」が開催されました。芝居小屋中村座正面の実物大復元模型を背景に、雰囲気がバッチリということで、まるでえどはく寄席のようにたくさんのお客様で賑わいました。
この体験教室では、いつも芝居小屋の定式幕(引幕)を開けるところからスタートします。江戸時代、引幕の使用は、幕府に許可を得た江戸三座(中村座、市村座、森田座)のみに許されていました。
この日も、お子さんお二人に元気よく開けていただきました。
まず、鳴り物(歌舞伎の音響効果に使う道具)それぞれをスタッフが交代で紹介します。
黒子の衣装を着たスタッフが「柝(き)」の説明をしています。名前を示すボードには日本語と英語が書かれていますね。
雨の音を鳴らす「雨うちわ」。たくさんのビーズがぶら下がっていて、
うちわを振ると、雨が傘や屋根に当たるような音がします。
昔は大豆をつけていたそうです。振り方で大雨や小雨が表現できるそうです。
続いて「がり時計」。振り回すと、時計のぜんまいを巻くような大きな音がします。考え事をしている演出にも使われるそうです。
ひととおり紹介が終わると、お待ちかねの体験タイム!みんな楽しそう!うまく鳴らせたかな?
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!