2016.03.30イベントレポート
先日、江戸東京博物館常設展示室5階ミュージアム・ラボで、ワークショップ「番付をつくろう」を開催しました!
このワークショップでは、参加者の方々に江戸時代に流行した見立番付(みたてばんづけ)をつくってもらいました。見立番付は、相撲番付(すもうばんづけ)に見立てて、様々なテーマでつくられた番付表です。相撲番付とは、力士を東西に分け、それぞれ同じくらいの強さで番付(順位づけ)をしたもので、江戸時代に生まれました。見立番付は、この相撲番付をもとにつくられ、日本各地の名所を番付したものから、温泉、はたまた醤油や酒など、身の回りにあった様々なもので見立番付がつくられていました。
ワークショップでは、配布された番付表に書き込み、見立番付をつくります。
番付表は、小さいお子様でも書けるように枠を減らしたものを用意しました。
はじめに、何を番付するのか自分で大きなテーマを考え、真ん中の枠に書きます。
次に、このテーマにそって2つの小さなテーマを考え、上の左右にある枠にそれぞれ書き込みます。
例えば、番付する大きなテーマを「好きな生き物」、2つの小さなテーマを「海の生き物」、「山の生き物」など。
そして、テーマがすべて決まったら内容を枠に書き込み順位づけをしていきます。
みなさん真剣に番付になるテーマを考え、ワークショップに取り組んでいましたね。
ワークショップ中は、学芸員が番付表の書き方について、
わかりやすく説明します。
好きな食べ物や動物、一度は行って見たいところなどなど
様々なテーマで番付表をつくってくれました!
最後に、番付とは何か皆さんに話をし、ワークショップを終了しました。
参加者の皆さんには、ワークショップでつくってもらった番付表のほかに、江戸東京博物館の模型展示を対象にした「えどはく番付」も一緒に持ち帰りしてもらいました。
ワークショップに参加してくれた方からは、
「楽しかった!」
「子供と一緒に参加できてよかった」
「番付について知ることができてよかった」
などの感想をもらい、にぎやかで楽しいワークショップとなりました。
参加してくださった皆さん、どうもありがとうございます。
今後もまたワークショップ「番付をつくろう」を開催します。
お子さんから、年配の方までどなたでも参加できるワークショップです。
お待ちしています!