鏡餅・鏡開きの由来について。(2002年)

2015/06/08

 1月11日、正月の行事として鏡開きがあります。これについて調べてみると、まず鏡開き・鏡餅というの名の由来ですが、『日本民俗事典』(3803/17/83)には鏡と同じ円盤状の形状からきているとあり、『日本を知る事典』(3821/8/89)には女は鏡台に餅を供えたことからきているとあります。 なぜ11日に行うのかということについては、『日本風俗史事典』(3803/16/80)にはもとは20日だったが、江戸時代になって2代将軍秀忠の命日が20日なので、以後11日に改められたとあります。『風俗辞典』(3803/24/85)には室町時代に始まり、江戸時代に至って定型化した年中行事の一とあります。

 

(参考資料)

『日本民俗事典』(大塚民俗学会編 1983年 3803/17/83)

『日本を知る事典』( 大島建彦〔ほか〕編 社会思想社 1989年 3821/8/89)

『日本風俗史事典』(日本風俗史学会編 弘文堂 1980年 3803/16/80)

『風俗辞典』(森末義彰,日野西資孝篇  東京堂 1985年 3803/24/85)

 

(備考)

サトウ食品工業のホームページ http://www.satosyokuhin.co.jp/window open

日本鏡餅組合のホームページ http://www.kagamimochi.jp/window open 鏡餅についての基礎知識があります。

 

(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000013857window open