1月出張授業 その①

2023.03.16えどはく移動博物館報告

1月はたくさんの小学校で出張授業を行いました。

 

 1月14日(土)  練馬区立石神井西小学校  6年生
 1月18日(水)  江戸川区立鹿本小学校  3年生
 1月20日(金)  江東区立第五大島小学校  6年生
 1月21日(土)  板橋区立赤塚小学校  6年生
 1月24日(火)  板橋区立志村第二小学校  4年生
 1月26日(木)  江戸川区立第二松江小学校  3年生
 1月31日(火)  杉並区立富士見丘小学校  3年生

 

その中からいくつか授業の様子をご紹介します。

練馬区立石神井西小学校

図書室に甲冑や浮世絵の版木、江戸時代の貨幣やおもちゃ、手回し式の蓄音器、戦時中の道具、黒電話などたくさんの資料を並べ、6年生が各々自由に見たり触れたりしました。

 

江戸時代の貨幣を説明する学芸員と見ている女の子

 

学校公開日ということで保護者の方も一緒にご覧いただきました。

 

手回し式の蓄音器を見る男の子

 

展示物の解説を読みながら観察するこどもたち

 

解説を読みながらじっくり観察したり、学芸員の説明を聞きながら手に取ったり、みんなとても興味を持って授業に参加していました。

 

後日、振り返りで子供たちから出た感想を先生が送ってくださいました。

 

・実物を見て、昔の人は不便な中でもさまざまな工夫をして生活していたことを学びました。

・今ではゲームなど、電気を使ったものがほとんどだが、電気がなくても今のように動かしたりできると知って驚いた。

・教科書や本に載せられている写真や文章などではわからないことを、江戸東京博物館にあるものを直接触ったり見たりすることで、理解する事ができました。

 

など、たくさんの発見とともに、歴史をより身近に感じてもらえたようです。

 

江東区立第五大島小学校

第五大島小学校でも6年生に様々な資料を紹介しました。

 

戦時中の生活について話す学芸員と聞くこどもたち

 

特に、空襲による被害が大きかった地域ということで、戦時中の生活について話してほしいとのリクエストを事前にいただきました。

そこで、当時の写真なども見せながら、疎開先での生活や空襲による東京の被害状況などについてお話しした後、自由に見て回る時間にしました。

 

戦時中の生活について話す学芸員と聞くこどもたち

 

戦時中の生活について話す学芸員

 

すでに授業で歴史を一通り学んでいる6年生ですが、実際に当時使われていたものや写真などを目にすることで、より具体的にイメージをつかむことができるようになったようです。

今後もさらに歴史や博物館に関心を持ってもらえるとうれしいです。