2015/08/19
かつては本姓の「安藤」と画号の「広重」を併用した「安藤広重」と表記されることがありましたが、現在は「歌川広重」と表記されることが多いようです。
(回答プロセス)
【資料1】『もっと知りたい歌川広重 生涯と作品』によると「少々前までは安藤広重と言う呼び名が一般的であったこの絵師、ただし存命中の本人は一度もその本姓と号とを併用したことはなく、歌川派の浮世絵師としてあくまでも歌川広重と署名することから、最近では事典類でも後者のように表記が変わってきている。」
【資料2】『歌川広重』によると「広重はよく生まれた家の姓から『安藤広重』ともよばれますが、画家としては『歌川広重』とすべきでしょう。」
天童市にある広重美術館(備考※1)Webサイトには「現在では歌川広重として広く紹介されています」とある。
(参考資料)
【資料1】『もっと知りたい歌川広重 生涯と作品 アート・ビギナーズ・コレクション』内藤正人著 東京美術 2007年 7218/446/007 p.3
【資料2】『歌川広重』(徹底大研究 日本の歴史人物シリーズ 13)榎本紀子監修 ポプラ社 2004年 2891/883/13 p.15
【資料3】『浮世絵大事典』国際浮世絵学会編 東京堂出版 2008年 7218/467/0008 p.67
(備考)
※1 「歌川広重と安藤広重、違う人なの?」よくある質問 what is ひろしげ(広重美術館 http://www.hiroshige-tendo.jp/ ) (2022/10/13確認)
(広重に関するリンク)
那珂川町馬頭広重美術館 http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/batou/hp/index.html (2015/2/18確認)
静岡市東海道広重美術館 http://tokaido-hiroshige.jp/ (2015/2/18確認)
中山道広重美術館 http://museum.city.ena.gifu.jp/ (2015/7/17確認)
「錦絵でたのしむ江戸の名所」(国立国会図書館) http://www.ndl.go.jp/landmarks/artists/utagawa-hiroshige-1/ (2015/3/11確認)
広重住居跡(中央区 https://www.city.chuo.lg.jp/index.)(2022/10/13確認)
東岳寺 広重墓(あだち観光ネット https://www.adachikanko.net/ )(2022/10/13確認)
(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000167830