2020/02/20
《回答》
【資料1】『浮世絵にみる歯科風俗史』では、浮世絵の中で楊枝を使用したり、歯磨きをしたりする様子がまとまって紹介されている。
p.65-94 房楊枝(「風俗美人時計 巳ノ刻」喜多川歌麿・画 ほか全26点)
p.95-122 妻楊枝(「江戸名所百人美女 王子稲荷」歌川国貞・画 ほか全24点)
p.123-130 楊枝屋(「風流江戸八景 浅草晴嵐」鈴木春信・画 ほか全4点)
【資料2】『学術展示日本の歯学史 第71回FDI年次世界歯学大会 第15回日本歯科医学会総会』表紙に、房楊枝で歯を磨きながら朝顔の花を眺めている「風俗三十二相」(月岡芳年・画)が使用されているほか、p.4 浮世絵 の項目に、以下の図版が掲載されている。
2.「かこい女お菊」(歌川豊国・画) 妻楊枝を用いている婦人の姿
4.「足利光氏六条通ひ」(同・画) 房楊枝を用いている図
【資料3】『歯の健康と歴史 世界口腔保健年・世界口腔保健学術大会記念』
p.20 「浅草寺の楊枝店」(歌川国貞・画 広栄社 つまようじ資料室蔵)
【資料4】『原色浮世絵大百科事典 第5巻 風俗』 p.41に「本柳屋お藤」(鈴木春信・画)の図版があり、江戸の盛り場浅草観世音の境内にあった有名な楊枝屋で房楊枝を売る様子が描かれている。
《参考資料》
【資料1】『浮世絵にみる歯科風俗史』中原泉/他著 医歯薬出版 1978年 4970 / 1 / 78
【資料2】『学術展示日本の歯学史 第71回FDI年次世界歯学大会 第15回日本歯科医学会総会』 日本歯科医学会/編 日本歯科医学会 発行年不明 4970 / 2 / 000
【資料3】『歯の健康と歴史 世界口腔保健年・世界口腔保健学術大会記念』 東京都歯科医師会公衆衛生常任委員会/編 東京都歯科医師会 1995年 4970 / 3 / 95
【資料4】『原色浮世絵大百科事典 第5巻 風俗』 日本浮世絵協会原色浮世絵大百科事典編集委員会/編 大修館書店 1981年 7218 / L106 / 5
《備考》
(参考)【資料3】『歯の健康と歴史 世界口腔保健年・世界口腔保健学術大会記念』
p.4~5 歯の健康と歴史展(平成6年7月6日~10日)
歯の博物館(一般社団法人神奈川県歯科医師会) https://www.dent-kng.or.jp/museum/ja/ (2020年2月18日確認)
医の博物館(日本歯科大学新潟生命歯学部) https://www.ngt.ndu.ac.jp/museum/index.html (2020年2月18日確認)