10月14日(金) 歌舞伎の音 鳴物体験@足立区立大谷田小学校

2022.10.27えどはく移動博物館報告

足立区立大谷田小学校の6年生に、歌舞伎などで使われる楽器のワークショップをおこないました。

舞台の情景を表現したり、盛り上げたりするために、実はたくさんの楽器が使われています。

そうした楽器を、プロの演奏家の方の解説映像を見ながら実際に体験してもらいました。

 

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大谷田小学校の皆さんは、学習発表会に向けて日本のさまざまな文化を学んでいるところだそうです。

そこで、はじめに江戸東京博物館の常設展示から、「芝居小屋・中村座」や「助六の舞台」など、歌舞伎に関連する展示をパネルで紹介しました。

 

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大規模改修中のため、今は実際に見に来てもらえないのがとても残念です。

 

そしていよいよ楽器に挑戦です。

一番目は「大太鼓」。

風音や雨音、波音など、大太鼓を打つリズムや強弱を変えることで、さまざまな情景を演出するのに使われます。

本来は音もなく静かに降る雪も、低く響く大太鼓の音でしんしんと降る様子を表現します。

 

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初めての体験に、みんな恐る恐るといった様子でした。

 

他にも、お祭で使われる「当り鉦(あたりがね)」や「コンチキ」など金属製の楽器や、「木魚」や「鈴(れい)」といった仏具からきている楽器など、全部で約20種類もの楽器を紹介しました。

 

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身近なものも楽器として取り入れられています。

貝殻を2枚こすり合わせて鳴らすカエルの鳴き声は、みんなで一斉に挑戦したので、「カエルがいっぱいいるみたい」と盛り上がりました。

 

最後は楽器を自由にさわれる時間にしました。

 

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初めてさわる楽器にみんなとても興味津々で、苦戦しながらも夢中になっていました。

休み時間になっても残って体験を続ける子もいて、とても楽しんでもらえたようです。

 

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ぜひ歌舞伎などを見る機会があったら、聞こえてくる音にも意識を向けてみてほしいと思います。