2015/06/08
享保18年(1733)5月28日(旧暦)、両国の川開きのときに鍵屋(かぎや)によってはじめられたといいます。『花火/下町/隅田川』(隅田川花火大会実行委員会・1983年・請求記号C3624/5759/1)所収の年表には「一晩に上げた花火の数は、仕掛、打上あわせて20発内外といわれる」とあり、本文中にも「点火した花火の数は二十基内外と記されている」とあります。 この数字については根拠を示す必要がありますが、いずれにしても今日1万発以上を打ち上げる花火大会とは比較にならず、小規模だったようです。昭和13~22年の戦中・戦後の中断、昭和37~52年の交通・住宅環境の変化による中断などを経て、昭和53年からは「隅田川花火大会」として行われるようになりました。
(参考資料)
『花火の話』(河出書房新社 1976年 5759/2/76)
『花火満天』(毎日新聞社 1996年 5759/4/96)
『花火大会に行こう』(武藤輝彦他著 新潮社 1997年 5759/5/97)
『花火 夜空を彩る大輪の華』(さいたま川の博物館編,岩田明弘執筆 さいたま川の博物館 2003年 M34/SA-16/16)
『花火の科学』TOKAI LIBRARY [改訂新版] (細谷政夫,細谷文夫著 東海大学出版会 1999年 5759/13/99) (p.17)
『花火のふしぎ 花火の玉数は数え方しだい?美しい花火の正式な基準とは?』サイエンス・アイ新書(冴木一馬著 ソフトバンククリエイティブ 2011年 5759/14/0011) (p.166)
(備考)
一般社団法人 墨田区観光協会 http://visit-sumida.jp/ (2014/4/1確認)
公益社団法人 日本煙火協会 http://www.hanabi-jpa.jp/ (2014/4/1確認)
両国花火資料館 http://visit-sumida.jp/spot/SpotDetail/tabid/60/pdid/284/catid/7/Default.aspx (2014/4/1確認)
(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000023285