2015/06/08
いろは47文字の「へ、ら、ひ」が使われず、代わりに「百、千、万」が使われました。のちに「本」が加わりいろは48組となりました。
(回答プロセス)
【資料1】『江戸の火事と火消』によると、語呂の悪い「へ、ら、ひ」の三つを除いてその代わりに「百、千、万、本」を入れて四十八組とした。
【資料2】『江戸三火消図鑑 町火消・定火消・大名火消のしるし』によると、「へ」は「屁」に、「ひ」は「火」に通じ、「ら」と「ん」は発音が尾籠(びろう)に聞こえることから除いたといわれている。
(参考資料)
【資料1】『江戸の火事と火消』山本純美著 河出書房新社 1993年 2105/647/93 (p.59)
【資料2】『江戸三火消図鑑 町火消・定火消・大名火消のしるし』東京連合防火協会編 東京消防庁・江戸火消研究会監修 岩崎美術社 1988年 2105/L213/88 (p.181)
【資料3】『江戸東京学事典 新装版』小木新造他編 三省堂 2003年 2913/1043/003 (p.300-301)
(備考)
東京消防庁 消防博物館 http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/museum.html (2014/3/7確認)
江戸消防記念会 http://www.edosyoubou.jp/ (2014/3/7確認)
消防防災博物館 http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=R204&ac2=R20406&Page=hpd_view (2014/3/7確認)纏や装束の画像があります。
(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000098977