2015/06/08
設計者のジョサイア・コンドルが書いた図面は現在行方不明となっています。現在私たちが見られるのは推定図と、竣工後書かれた略図となっています。
(回答プロセス)
【資料1】『復元鹿鳴館・ニコライ堂・第一国立銀行 江戸東京博物館常設展示東京ゾーン「文明開化東京」』によると、p.13「コンドルの書いた鹿鳴館の図面は、現在行方不明」、「1940年(昭和15)の解体直前に行われた堀越三郎と横河工務所の調査によって作成された実測図面も行方がわからなくなっている」、「従って、現在残っているのは、図面としては、幾つかの推定図と、竣工後書かれた略図の類がある程度である」と書かれている。p.26に二階の、p.38に一階の平面図(縮小)が掲載されている。(図は外務省外交史料館所蔵)
【資料2】『日本の建造物 分解図鑑』には再現図の図解がある。
【資料3】『鹿鳴館の建築家 ジョサイア・コンドル展』には模型写真と二階の平面図(縮小)がある。
(参考資料)
【資料1】『復元鹿鳴館・ニコライ堂・第一国立銀行 江戸東京博物館常設展示東京ゾーン「文明開化東京」』藤森照信他著 東京都江戸東京博物館監修 ユーシープランニング 1995年 M3624/TO-3/12
【資料2】『日本の建造物 分解図鑑』香川元太郎イラスト・文 東京堂出版 1997年 5210/L60/97 (p.56-57)
【資料3】『鹿鳴館の建築家 ジョサイア・コンドル展』河鍋楠美他編集 鈴木博之他監修 キャビン・フルー,新見隆翻訳 東日本鉄道文化財団 2007年 M3634/TO-4/2 (p.78-79)
(備考)
鹿鳴館模型(江戸東京博物館) http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/p-exhibition/ (2015/5/29確認)
写真の中の明治・大正(国立国会図書館) http://www.ndl.go.jp/scenery/data/185/index.html (2014/2/4確認)
まぼろし博物館(NTTファシリティーズ) http://www.ntt-f.co.jp/fusion/no30/museum/museum.htm (2014/2/4確認)
初めての営業用白熱灯(社団法人日本電気協会) https://www.kandenkyo.jp/pdf/yukari%20vol8.pdf (2014/7/8確認)
鹿鳴館跡(千代田区観光協会) http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/741/Default.aspx (2014/7/8確認)
(レファレンス協同データベース版)
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000136444