2021/02/22その他
「あつまれ どうぶつの森」の世界で自由に飾れる、江戸東京博物館所蔵資料をマイデザインで公開いたします。イーゼルに飾ったり、壁や床に貼ったりしてお楽しみください。
今月は、江戸東京博物館所蔵資料のうち、「ねこ」「江戸の模様」をテーマに厳選してご紹介します。
2月22日は、猫の鳴き声「222(ニャンニャンニャン)」に由来する猫の日です。
江戸東京博物館所蔵資料から、かわいい猫の画像をご紹介いたします。
名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣 歌川広重/画
吉原楼閣の階上の窓辺で、短い尻尾の白猫がじっと外を眺めています。視線の先には、浅草の田んぼと“おとりさま”(現、鷲神社)の酉の市(トリノイチ)に向かう人々の行列。窓の内側には、参詣土産の熊手型のかんざしが、そっと置かれています。
花盛士農工商 歌川国貞(初代)/画
お正月遊びの道具、羽子板作りに忙しい美人を見上げる猫。猫の手も借りたい歳末の光景ですが、猫は暖かい火鉢の横に座っています。この猫も、隠れた場所では家の中の鼠を狩って役に立っているのでしょう。
流行ねこのおんせん
「猫温泉」に集まった猫たち。猫は水に濡れるのが苦手なはずですが、浴場の猫は気持ちよさげで2階の広間でも楽しげに笑っています。銭湯の2階のにぎわいを、猫に置き換えて描かれたおもちゃ絵です。
新板 猫のかるわざ 幾年/画
大入りの軽業興行。三味線や太鼓の音が鳴る小屋の内外で、綱渡りや曲乗り、足芸をする身軽な猫をわいわい、がやがやと見物する猫。江戸時代から大人気だった曲芸は、明治時代も浅草奥山などで度々催されました。
風俗三十二相うるささう 寛政年間処女之風俗 月岡芳年/画
寛政年間に流行った髪型、灯籠鬢の娘とその飼い猫。娘の猫かわいがりがうるさく、構われすぎるのが苦手な猫は、少し迷惑そう。猫の首輪と娘の襦袢はお揃いの布のようです。
土人形 招猫 金沢(尾張屋)春吉/作
浅草の北、今戸の地で盛んに作られた素朴な焼き物、今戸焼の招猫です。土人形は元禄頃から作られ、浅草で土産物として売られていました。
江戸の人々の間では、細やかな〈小紋〉や直線の〈縞〉など、明快であっさりとしたデザインが好まれ流行しました。その中から、いくつかのデザインをマイデザイン化しました。
市松模様とは、二色の正方形を交互に配置した柄。元禄模様とも。江戸時代、歌舞伎の佐野川市松が袴に用いたことからといわれます。
子持ち縞とは、太い線の近くに細い線を平行に配した縞模様。
細い線が片側だけにあるものは、片子持ち縞、両側にあるものは、両子持ち縞と呼ばれます。
よろけ縞は、湾曲した線で作られた縞模様。
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