2003年03月06日(木)〜03月30日(日)
2003年03月06日(木)〜03月30日(日)
江戸開府400年・開館10周年を記念して、江戸東京博物館が誇る収蔵品の数々を、一堂に公開します。 開館準備期間から20年にわたり収集してきた当館の標本資料は、約17万点に及びます。それらの中から、 「楽しむ」「着る」「伝える」「食べる」「働く」「住まう」「運ぶ」のテーマに沿ってさまざまな〈もの〉約1,000点を展示し、 江戸・東京の暮らしの変化を実感していただきます。また重要文化財「オランダ風説書」も紹介します。
会期 | 2003年3月6日(木)~3月30日(日) | |||||||||||||||
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会場 | 江戸東京博物館 1階 企画展示室 | |||||||||||||||
休館日 | 毎週月曜日 | |||||||||||||||
主催 | (財)東京都歴史文化財団 、江戸東京博物館、 東京新聞 | |||||||||||||||
料金 |
*( )内は20名以上の団体料金。
*次の場合は本展覧会の観覧料が無料になります。 ・未就学児童 ・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添の方
*小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料ですので、共通券はありません。 |
ここでは江戸以来の楽しみとして喜多川周之(ちかし)コレクションから花見の絵はがきを、新しい時代の楽しみとして赤木清士コレクションから蓄音機をとりあげます。
・円筒式(えんとうしき)蓄音機
・東京十二月之内三月向島春景
・東京名勝上野公園之図
当館では、江戸東京に関連した「着る」ものも収集しています。
生活の中で着られてきた衣類の多くは、一般の方からのご寄贈によるものです。
本コーナーでは、「火事装束」や「装身具」など、これまで展示される機会の少なかったものを中心に紹介します。
・白紺糸威具足(しろこんいとおどしぐそく)
・燕南天蒔絵印籠(つばめなんてんまきえいんろう)
・木台明治浜町河岸風景蒔絵櫛笄(きだいめいじはまちょうかしふうけいまきえくしこうがい)
江戸時代の段階で、すでに知識や経験などの情報が、多くの人びとの間で共有できる状態にあった江戸で、そして近代日本の中核となった東京で、人びとはどのように情報を発信し、受信していったのでしょうか。残された「もの」から、その様子をさぐります。
・別段中外新聞(べつだんちゅうがいしんぶん)
・三越呉服店ポスター
・トリニスコープ型カラーテレビ
幕末から昭和の後半までの食生活の変遷を、さまざまな道具や容器などの実物資料を中心に示します。
・羽釜付(はがまつき)ガスかまど
・新板手遊勝手(しんぱんてあそびかって)道具尽くし
・新板御府内(しんぱんごふない)流行名物双六
・製麺機
ここでは、職種のみでなく、それと密接な関わりをもつ人々すべてを「職人」として考えます。
江戸初期、同業者団体による「仲間」が組織され、 営業権の独占がはかられました。
さらに、特定の技術を伝授するための従弟制度が確立するようになりました。
いまでいう職人気質もこうしたなかで形成されていきました。
そして、人々が働くことにより、さまざまなモノが生みだされます。
・源氏車紋散糸巻太刀拵(げんじくるまもんちらしいとまきたちこしらえ)
・人形つかいと子供たち
・十二支見立職人づくし
「住まう」では、住まいの中で使われてきたモノを見ながら、住まいがどのように変化してきたのかを追います。
・電気洗濯機
・電気掃除機
・同潤会アパート建築金物
近代東京の都市形成に交通機関が果たした役割は大きい。そこで「乗りもの」時代への歩みを「もの」と共に振り返ります。
・オートバイ・インディアンパワープラス
・イザベラ自転車
東京十二月之内三月向島春景
雛人形をもった少女に花見盛りの隅田堤を配した絵。東京の名所と季節感、女性の風俗をあわせて表している。
木台明治浜町河岸風景蒔絵櫛笄
蒸気船がはしる日本橋浜町の河口風景と、八角型の時計が描かれている。開化の雰囲気が伝わってくる櫛・笄。
三越呉服店ポスター 諒闇(りょうあん)
三越呉服店(三越百貨店の前身)、大正元年秋の新柄陳列会のポスター。
明治天皇の喪に服し、黒いリボンに喪章をつけた母子の姿が描かれている。
羽釜付ガスかまど
ガスを使った炊飯器。
寄贈者は明治末頃から昭和47年まで、世田谷の自宅で使っていた。
十二支見立職人づくし
江戸の職人に見立て、十二支の特徴を活かしつつも、
洒落っ気たっぷりの職人姿に描いている。
電気掃除機
「掃く」行為だった掃除の概念を180度転換させた、塵芥を「吸う」電気の掃除機。
オートバイ インディアン・パワープラス
警備隊のオートバイとしてアメリカから輸入され、通称赤バイと呼ばれ、各府県に配置された。
溶解炉(ようかいろ)
日本で最初の洋式溶解炉。汐留駅建築にともない、工場の中心として外国人技師の指導で作られた。
オランダ風説書
現存唯一の阿蘭陀風説書の原本で、商館長ヘンミーから幕府に提出されたもの。
阿蘭陀風説書は、唐船風説書と並んで鎖国時代の貴重な海外情報源で、
本件にもフランス革命後の欧州の動乱が記されており、日蘭交渉史上等に貴重である。
当館学芸員が展示の見所を紹介します。
日時 | 毎週火曜日~金曜日(3月21日(金・祝)を除く) 15:00から約30分間 |
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会場 | 1階 企画展示室 |
講師 | 担当学芸員 |
定員 | 20名程度 |
参加方法 | 同展入館者対象。当日参加。企画展入口付近集合。 |