2020年02月08日(土)〜04月05日(日)
2020年02月08日(土)〜04月05日(日)
日本の伝統美術は、日本人の暮らしとともにありました。四季折々の生活シーンに応じて配される建具や調度品は、人びとに潤いと彩りを与えました。開国後の日本を訪れた西洋人が一様に驚いたのは、こうした品々に宿る日本人の豊かな遊び心と繊細な美意識でした。その日本の美を作り上げてきたのが、ものづくりに生きる職人たちです。
本展では、特色のある5人の名工たちを取り上げます。江戸が生んだ二人の蒔絵師・原羊遊斎と柴田是真、尾形乾山の陶法を継承し軍艦の建造をも手がけた鬼才の陶工・三浦乾也、葛飾北斎の弟子で絵師から金工の道に転じた府川一則、江戸の職人気質を受け継ぎ超細密工芸を究めた小林礫斎― 彼らは江戸東京で活動し、時代の空気を吸いながら、それぞれの道に精進し新たな創造に挑戦し続ける人生を歩みました。
本展では、明治前期に日本を訪れたヨーロッパ貴族バルディ伯爵の日本コレクション(ベニス東洋美術館所蔵)の日本での初公開をはじめ、当館のコレクションを中心に、江戸東京で活躍した職人たちの仕事と人生に光を当て、日本が世界に誇るものづくりの力の源泉を見つめたいと思います。
会期 | 2020年2月8日(土)~4月5日(日) | ||||||||||||||||||||
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会場 |
東京都江戸東京博物館 1階特別展示室(東京都墨田区横網一丁目4番1号) TEL: 03-3626-9974(代表)
●JR総武線 両国駅西口より徒歩3分 ●都営地下鉄大江戸線 両国(江戸東京博物館前)駅A3・A4出口より徒歩1分 ●都バス 錦27・両28・門33系統 墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」 「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車徒歩3分 |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)※入館は閉館の30分前まで | ||||||||||||||||||||
休館日 | 毎週月曜日(ただし2月24日は開館)、2月25日(火) | ||||||||||||||||||||
主催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、毎日新聞社 | ||||||||||||||||||||
後援 | イタリア大使館 | ||||||||||||||||||||
協賛 | 大日本印刷、トヨタ自動車 | ||||||||||||||||||||
協力 | ベニス東洋美術館、アリタリア-イタリア航空 | ||||||||||||||||||||
観覧料 |
※( )内は20名以上の団体料金。
※次の場合は観覧料が無料。未就学児童。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。
※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券はありません。
※シルバーデー(2月19日、3月18日)は、65歳以上の方は特別展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをご提示ください。
※前売券は2019年11月19日(火)~2020年2月7日(金)まで販売。2月8日(土)から会期中は当日料金で販売。 |
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チケット販売 |
江戸東京博物館、主要プレイガイド(手数料がかかる場合があります。)
※特別展・常設展共通券の販売は江戸東京博物館のみ。 |
※会期中に一部展示品の入れ替えがあります。
■展示資料目録
展示リストはこちらからダウンロードできます。
明治22年(1889)に日本を訪れたヨーロッパ貴族バルディ伯爵が収集した膨大なコレクションの中から、江戸から明治の工芸品を選び、西洋人が求めた日本の美のかたちを見ていきます。
バルディ伯爵肖像 明治22年(1889) |
梨子地藤巴立葵紋散松竹藤文蒔絵行器 |
朱漆塗鼠嫁入蒔絵組盃 浮船/作 |
藍鮫研出鞘脇指拵 鐔 銘 後藤光美、目貫 割際端銘 光・美、小柄・笄 無銘 |
江戸東京博物館の収蔵品を中心に、武士の都江戸を作り支えた職人たちの仕事を紹介します。大工の関係資料や刀剣・婚礼道具など、幕府御用職人が手がけた名品の数々をご覧いただきます。
紺糸素懸威五枚胴具足 明珍宗保/作 |
薙刀 銘 長曽祢興里入道乕徹 |
綾杉地獅子牡丹蒔絵十種香箱 幸阿弥長重/作 慶安2年(1649) 江戸東京博物館蔵 |
近年注目されている二人の蒔絵師・原羊遊斎と柴田是真。成熟した文化交流の中で磨かれた、江戸人の粋と洒落、そしてものづくりを心から楽しむ遊び心に満ちた作品の数々をお楽しみいただきます。
蔓梅擬目白蒔絵軸盆 原羊遊斎/蒔絵、酒井抱一/下絵 【展示期間】2月8日(土)~3月8日(日) |
小塚原図 柴田是真・菊池容斎・鈴木守一・加納夏雄/合作 |
漆絵 花瓶梅図 柴田是真/作 明治14年(1881) 板橋区立美術館蔵 【展示期間】3月10日(火)~4月5日(日) |
尾形乾山の陶法を継承し、軍艦の建造をも手がけた鬼才の陶工・三浦乾也を中心に、隅田川流域で栄えたやきものと陶工の足跡に光を当て、江戸東京の窯業の姿を紹介します。
隅田川窯場図屏風 酒井抱一/画 江戸時代 18世紀 江戸東京博物館蔵 【展示期間】2月8日(土)~3月8日(日) |
栄螺形香炉 三浦乾也/作 |
鳥井京山像 戸沢弁司/作 |
今戸人形 金沢春吉/作 大正~昭和時代 20世紀 江戸東京博物館蔵 |
葛飾北斎の晩年の弟子で、絵師から金工の道に転じた金工師・府川一則。その技と心は、三代にわたって受け継がれました。府川一則の知られざる生涯とその作品を、初めて公開します。
山水図巻 葛飾北斎/画 |
蓮花図鐔 府川一則(初代)/作 |
文久永宝母銭 府川一則(初代)/作 文久2年(1862) 江戸東京博物館蔵 |
「枕草子」の昔から、小さなものは人びとに愛されてきました。江戸の職人気質を受け継ぎ、超細密工芸を究めた小林礫斎。その小さくて大きな世界を、江戸東京博物館が所蔵する作品でご堪能いただきます。
文机硯箱揃 銘 寺小屋 小林礫斎/作 |
桑箪笥 小林礫斎/作 |
六瓢提物 小林礫斎/作 大正~昭和時代 20世紀 江戸東京博物館蔵 |
「チケットの取れない講談師」として人気の神田松之丞改め六代目神田伯山さんがナビゲーターを務めます。
江戸の「ものづくり」について語るスペシャルトラックも!
利用料:600円(税込)
【トヨタ自動車Presents】
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名に、音声ガイド券をプレゼントいたします(1日先着10名)
特別展「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」 ¥ 2,500
図録の購入はこちら(まいにち書房)
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2月29日(土)以降のイベントは全て中止となりました。
参加料金:1,800円(税込)
定員:各回4名
会場:特設ショップ内
対象年齢:小学生以上
参加ご希望の方はレジ係員までお申し付けいただくか、お電話でお申し込みください(事前応募可)。
<お申込み・お問い合わせ>
株式会社アートボックス TEL: 0120-101-876
平日10時~18時 土日・祝日を除きます
伝統の型染めを簡単に楽しめるトートバッグ作りです。
藤本染工芸 藤本義和さん
2月15日(土)
①11:00~12:00 ②14:00~15:00
伝統的な手法で銘々皿に蒔絵を施します。
安宅漆工 安宅信太郎さん
2月23日(日)、2月24日(月・祝)
①11:00~12:00 ②14:00~15:00
砂子・箔細工で飾るオリジナル紙の貝殻椀をつくります。
湯島アート 一色清さん
3月12日(木)、3月13日(金)、3月14日(土)
①11:00~12:00 ②13:00~14:00 ③15:00~16:00
自分で布を選んでオリジナルのまりストラップをつくります。
塚田工房 塚田詠春さん、塚田真弘さん
3月20日(金・祝)、3月21日(土)、3月22日(日)
①11:00~12:00 ②14:00~15:00
会場:特設ショップ内
2月8日(土)、2月9日(日)、2月11日(火)
11:00~16:00
2月16日(日)、2月18日(火)、2月19日(水)、2月20日(木)、2月21日(金)
10:30~17:00
2月28日(金)、2月29日(土)、3月1日(日)
10:00~12:00、13:00~17:00
3月5日(木)、3月6日(金)、3月7日(土)、3月8日(日)
11:00~16:00
日本橋の和紙の老舗「榛原」摺師 須田さんによる木版画摺りの実演を行います。
会場:特設ショップ内
日時:2月22日(土) 11:00~/13:00~/15:00~
プレスリリース、写真のご用命および取材をご希望の方は、広報事務局までお願いいたします。
特別展「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」
広報事務局(ミューズ・ピーアール内) 担当 大山、小林、末田
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル770
オンラインプレスリリース: https://faith-pr.com/musepr/prs/event/detail/11
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