2019年07月06日(土)〜08月25日(日)
2019年07月06日(土)〜08月25日(日)
いよいよ来年に迫った2020年東京オリンピック・パラリンピック。当館では、開幕の1年前の時期にあわせ、日本におけるスポーツとオリンピックの歴史をひもとく展覧会を開催いたします。
江戸時代の蹴鞠、相撲、打毬などの伝統的な競技に関する絵画や道具類から、近代オリンピックで活躍した日本人選手の競技用具やメダルなど、多彩な資料を展示。江戸時代に行われていた伝統的な「スポーツ」を概観し、明治以降の近代スポーツの受容と流行からオリンピックへの参加、そして1964年東京オリンピックへの大会招致と開催に至るまでの歴史を紹介します。2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の概要なども紹介し、東京で2度目の開催となる世界的スポーツの祭典への期待感を盛り上げていきます。
なお、本展覧会は都内在住・在学の中学生、小学生以下のお子様は観覧料が無料です!ぜひご来場ください。
会期 |
2019年7月6日(土)~8月25日(日) |
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会場 | 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 (東京都墨田区横網1-4-1) 電話番号:03-3626-9974(代表)
・JR 総武線「両国」駅西口、徒歩3分 |
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開館時間 |
午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで、7月19日・26日、8月2日・9日・16日・23日(各金曜日)は午後9時まで開館) ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 |
月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火) |
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主催 |
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、読売新聞社、公益財団法人日本オリンピック委員会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会 |
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観覧料 |
中学生(都内)・小学生以下は無料!
※( )内は20名以上の団体料金。
※前売券は2019年4月27日(土)~7月5日(金)まで販売。
※会期中は当日券のみを販売。
※次の場合は観覧料が無料です。都内在住・在学の中学生と小学生以下。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。
※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証、運転免許証など)のご提示をお願いいたします。
※シルバーデー(7月17日、8月21日)は、65歳以上の方は特別展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。
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チケット販売 |
江戸東京博物館、イープラス、西武鉄道 駅ナカコンビニ 「トモニー」
<館外での販売チケット・販売期間>
イープラス
西武鉄道 駅ナカコンビニ 「トモニー」
※手数料がかかる場合がございます。 ※特別展・常設展共通券は江戸東京博物館のみでの販売です。 |
■展示資料目録
展示リストはこちらからダウンロードできます。
■音声ガイド
本展音声ガイドナビゲーターが松岡修造さんに決定しました!
8月1日より特別展会期中ご来場の |
江戸時代には、近代の「スポーツ」とは少し異なる、伝統的な運動や競技が行われていました。もともと戦場で必要な技術であった剣術などの武芸は、太平の世が続いた江戸では武士の教養として学ばれるようになり、記録や勝敗の競い合いが行われました。一方、庶民に目を向けると、大相撲の興行が人気を集めたほか、寺社の境内や盛り場では弓矢を用いた「楊弓」なども楽しまれました。また、かつて宮廷行事として親しまれた蹴鞠は江戸時代になると町人の間で愛好者が生まれ、鍛錬の成果が将軍の上覧となることもありました。
本章では江戸の「スポーツ」事情を、絵画や実際の競技に使われた資料などから紹介します。
馬術と弓術、武士の技術を競った伝統的な競技 「流鏑馬絵巻」(部分) 狩野與信(春貞)/画 江戸時代後期 東京都江戸東京博物館/蔵 |
身長197cmともいわれる伝説の力士の羽織 「雷電為右衛門の道中羽織」雷電為右衛門/所用 公益財団法人日本相撲協会 相撲博物館/蔵 |
明治時代に入ると、武芸や相撲などの伝統的なスポーツが文明開化の波の中でその在り方を大きく変えていく傍らで、西洋からは様々な近代スポーツが紹介され、人々の関心を集めました。欧化を進める国の後押しもあり、スポーツは学校や軍隊での教育などに取り入れられて広まっていきます。
本章では近代スポーツ受容への道のりと、明治から大正期にかけて日本に普及し、楽しまれるようになった野球やサッカー、テニスといった多様なスポーツの流行を紹介します。
日本における運動会のルーツのひとつ 『懐中覚』より横須賀製鉄所で行われた運動会の様子 |
野球やサッカーなど、様々なスポーツを日本語で紹介した最初期の書籍 『戸外遊戯法』坪井玄道、田中盛業/編 1885年(明治18) 東京都江戸東京博物館/蔵 |
西洋VS日本、文明開化の異種格闘技 「西洋スパラ術 外国ヨリ来ルスパラ」1887年(明治20) 国立歴史民俗博物館/蔵 [展示期間:7月6日 (土) ~ 28日 (日)] |
1912年(明治45)第5回ストックホルム大会で、日本はオリンピック初出場を果たします。参加した金栗四三と三島弥彦はメダルにこそ届かなかったものの、国際大会出場という道を切り開き、その後のスポーツ普及に大きな足跡を残しました。
以降、オリンピックへの日本選手の出場は続き、テニスの熊谷一弥や柏尾誠一郎、陸上の織田幹雄や人見絹枝らメダリストも生まれました。
そしてついに1940年(昭和15)の東京オリンピック開催が決まりますが、日中戦争の開戦と国際関係の悪化により中止となり、スポーツの実施自体が難しくなっていきます。
本章ではオリンピックで活躍した競技者たちの栄光と、1940年の東京オリンピック招致から返上に至る歴史を展観します。
ストックホルム大会出場、日本初のオリンピック選手 「三島弥彦ユニフォーム(陸上)」三島弥彦/使用 第5回ストックホルムオリンピック 1912年(明治45) 秩父宮記念スポーツ博物館/蔵 |
日本人が初めて獲得したオリンピックのメダル 「熊谷一弥銀メダル(テニス)」熊谷一弥/所有 第7回アントワープオリンピック 1920年(大正9) 秩父宮記念スポーツ博物館/蔵 |
オリンピックにおける日本人初の金メダル 「織田幹雄金メダル(三段跳)」織田幹雄/所有 第9回アムステルダムオリンピック 1928年(昭和3) 織田正雄・織田和雄/蔵 |
終戦後、日本はGHQによる間接統治下に入り、1948年(昭和23)開催のロンドンオリンピックでは参加が認められないなど、スポーツ界の苦難は続きます。しかし、そんな中で事実上の世界記録を出した水泳の古橋廣之進らの活躍は、未だ復興途上にあった日本人を大いに勇気付けました。
やがて日本は復興から高度経済成長の時期へと移り、その成果を内外に示すべくオリンピックが再び招致され、1964年(昭和39)ついに東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
本章ではスポーツ界における戦後復興のあゆみを示すとともに、その結実点となった1964年東京オリンピック・パラリンピックについて資料や映像とともに振り返ります。
戦後復興期のヒーローになった、二人のバット (上)「赤バット」 川上哲治/使用 (下)「青バット」 大下弘/使用 どちらも1947年(昭和22)頃 野球殿堂博物館/蔵 [展示期間:7月6日 (土) ~ 28日 (日)] |
日の丸の赤を想起させる、鮮やかな赤のユニフォーム 「日本代表選手公式ユニフォーム」1964年(昭和39) 東京都江戸東京博物館/蔵 |
男子マラソンメダリスト、円谷幸吉の使用シューズ 「円谷幸吉マラソンシューズ」円谷幸吉/使用 1964年(昭和39) 株式会社アシックス/蔵 ※展示は左足のみ |
1964年(昭和39)の熱狂から半世紀を経て、2回目の開催が決まった東京オリンピック・パラリンピック。展覧会の最後に、開催まで1年を切った東京2020大会の概要や見どころについて、開催までのあゆみとも関連させながら紹介します。
夏休みの一日、学芸員が展示のみどころを案内します。小中学生の参加者には、展覧会オリジナル「自由研究ノート」を無料配布。自由研究にぴったりな「江戸のスポーツと東京オリンピック新聞」を書くことができます。
日時 | 2019年8月5日(月) *休館日 全3回 ① 9時30分~12時 ②12時~14時30分 ③14時30分~17時 *いずれも入場時間。終了は17時30分 |
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場所 | 江戸東京博物館(両国) |
参加費 | 無料 |
定員 | ▽各回500組(全3回/計1500組) *小学生以下は保護者の同伴が必要です。一組の定員は最大6人、高校生以上は2人までとさせていただきます。高校生以上の方のみ、小学生以下の方のみのお申込み・ご参加はできません。
▽事前申し込み制、応募多数の場合は抽選となります。 |
内容 | ▽学芸員による解説会を各回1回予定(定員:400名、先着順) ①10時~10時20分 ②12時30分~12時50分 ③15時~15時20分 *受付はそれぞれ30分前から
▽「自由研究ノート」を無料配布 |
申し込み期間 | 当選者の発表は当選はがきの発送をもってかえさせていただきます(7月下旬発送予定)。 当選はがき1枚につき1組様のみご参加いただけます。 |
申し込み方法 |
以下の応募フォーム、もしくははがきでの受付。
はがきでの応募にあたっては、希望入館開始時間番号、小中学生の参加人数、参加者全員の氏名(ふりがな)、年齢(中学生以下の方のみ)、郵便番号・住所(代表者のみ)、電話番号(代表者のみ)を記入し、下記までご郵送ください。 [はがき応募先] |
プレスリリース、写真のご用命および取材をご希望の方は、広報事務局までお願いいたします。
「江戸のスポーツと東京オリンピック」展 広報事務局(株式会社ウインダム内)
TEL: 03-6661-9662 FAX: 03-3664-3833
E-mail: edo-spo@windam.co.jp