2003年09月13日(土)〜11月16日(日)
2003年09月13日(土)〜11月16日(日)
今年は江戸開府400年ということで、「江戸」に関するイベントが目白押しです。本展ではあえて「江戸の続編」、東京の135年を対象にします。現代生活につながる変化の多くが、この135年のあいだに見られたからです。牛肉を食べ始めたのも、洋服のおしゃれも、家具や家電のある生活も、そして個人の価値観によって、ライフスタイルが演出できるようになったのも、この135年のできごとです。
本展では、この変化のタイミングとして「流行」に注目します。文明開化から大正ロマン、昭和モダンに戦争、高度経済成長にバブル経済・・・。それぞれの時代の感性を現わす流行は、はやってすたれるだけではなく、その後の生活に大きく影響をあたえているからです。
本展は、明治維新から現代にかけて、東京を舞台に繰り広げられた流行の移り変わりと生活の変化を、「第 1章:あの味はここから」「第2章:おめかししておでかけ」「第3章:足りないという日常」「第4章:それでも欲しい物」の4つに分け、世相、風俗、文化の視点から紹介して、東京の「今」を知る、これまでにない展覧会です。
会期 | 2003年9月13日(土)~11月16日(日) | |||||||||||||||||||||||||||
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会場 | 江戸東京博物館 1階 企画展示室 | |||||||||||||||||||||||||||
休館日 | 毎週月曜日 ※ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は、開館。翌日が休館。 | |||||||||||||||||||||||||||
主催 | (財)東京都歴史文化財団 、江戸東京博物館、毎日新聞社、TBS | |||||||||||||||||||||||||||
後援 | TBSラジオ | |||||||||||||||||||||||||||
料金 |
*( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。
*次の場合は本展覧会の観覧料が無料になります。
*小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料ですので、共通券はありません。
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明治に入り、外国との交流が本格化すると、東京の街並みは大きく変わります。人びとの暮らしも、ゆるやかながら変化していきます。欧米の食生活が伝わり、ビール、アイスクリーム、シュークリームなどが紹介されました。西洋の食材である牛肉を日本流にアレンジした牛鍋が大ヒットします。第1章では、この時期に大きな変化を迎えた食生活に着目し、新しい味覚として人びとに受け入れられたさまざまな食べ物と、食をなかだちとした文化の形成に注目します。
【主な展示資料】
《東京自慢名物会 風月堂》明治29年(1897)当館蔵 |
《アイスクリームグラス》明治後期 当館蔵 |
《パンの会》木村荘八/画 |
日露戦争後、大きく成長したマスメディアは、ニュースを報じるだけではなく、流行を伝えるようになりました。そこで注目されたのは、東京の女学生のファッション。リボンに袴のハイカラ姿が脚光を浴び、ロマンチックな詩集や版画が広まりました。大正12年(1923)の関東大震災で、街並みが一変した 東京に、モボ(モダンボーイ)・モガ(モダンガール)と呼ばれる男女が現れます。スーツにネクタイ、パナマ帽の男性に対し、キモノ姿の女性。よくイメージ される断髪、スカート姿はまれでした。彼女らがこだわったのはキモノの柄、アメリカやヨーロッパのデザインを取り入れるのがモダンでした。第2章では、大正から昭和に東京で流行したファッションを取り上げ、あわせて都市風俗を紹介します。
【主な展示資料】
《銘仙標本》(写真は一例)昭和前期 |
関東大震災をきっかけに、東京の郊外は都市化します。私鉄沿線には、こぎれいな住宅が並び、電気やガスを使った家事用品が普及しはじめます。デパー トや映画館、遊園地でのレジャーも楽しまれるようになりました。こうした文化生活が広まる一歩手前で、戦争が勃発します。生活必需品が配給制となり、数々のスローガンが掲げられ、市民生活は制限されました。鉄類をはじめ、あらゆる物資が軍需優先となり、陶磁や木、紙を使った「代用品」が考案され、決戦ムードが高められました。そして終戦。廃墟の東京には、瓦礫とともに、皮肉にも軍事物資が残されました。航空機に使われるジェラルミンは軽くて丈夫で、なべ、 釜から、パイプに火鉢、自転車などと様々な形に加工されて出回りました。こうした草の根の技術が、技術立国の基礎となっていきます。第3章では、戦前、戦 中、戦後に生産された日用品の形にあらわれた、人びとの生活と心意を探ります。
【主な展示資料】
《電気ストーブ》芝浦製作所(現、株式会社東芝)/製 |
高度経済成長時代を迎えた日本では、生活の合理化をキーワードに洋服が普及し、家事用品が機械化され、趣味や娯楽の時間が増えて、そしてまたモノが 売れるという成長が続きました。生活に必要な製品が一通り普及すると、自分の消費活動を誇示しやすい色が好まれるようになるなど、色彩意識にも変化がみら れ、かわいらしさ、高級感といった強い印象が注目されるようになりました。衣食住の生活全般でオリジナルさが追求されるようになり、それが早いサイクルで 飽きられるという、流行生活の原型がここでできあがります。1970年代後半になると、価値の多様化を反映して、同時並行的にさまざまな色・形・材質が流 行します。流行のなかから、個々が好みのスタイルを選択することが定着し、80年代以降には、個々が生活全般を演出するライフスタイルの世代となってきて います。第4章では1950年代後半から90年代までの、モノに対する流行に着目し、ファッション、グッズなどから、東京生活を展望します。
【主な展示資料】
着物の着こなし方についての講演とファッションショーを行います。
講師 | ハクビ京都きもの学院長 大塚純子 氏 |
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日時 | 2003年10月24日(金) 午後6時~午後7時30分(開場午後5時30分) |
会場 | 江戸東京博物館 1階ホール |
入場料 | 500円 <終了しました> |
申し込み方法 | 当日先着順400名(午後5時より整理券を配布します) |
講師 | 永六輔 氏 |
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日時 | 2003年10月25日(土)午後4時~午後5時30分(開場午後3時30分) |
会場 | 江戸東京博物館 1階ホール |
入場料 | 1,000円 <終了しました> |
定員 | 440名 |
参加方法 | 往復はがきに”住所”・”氏名”・”年齢”・”電話番号”を明記の上 江戸東京博物館「永六輔さん講演会」係まで郵送してください。 1通につき2名まで(参加者の氏名を記入) 応募者多数の場合抽選。10月11日消印有効 |
パパイヤ鈴木とおやじダンサーズによるライブ。 当時のステップなどもお教えします。
出演 | パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ DJ TARO |
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日時 | 2003年11月1日(土) 午後3時30分~午後5時(開場午後3時) |
会場 | 江戸東京博物館 1階ホール |
入場料 | 3,500円 <終了しました> |
定員 | 400名 ※全席指定 |
参加方法 | あらかじめ前売りチケットを江戸東京博物館 企画展 物販コーナーまたはイープラスにてお買い求めください。(発売日9月13日より) 未就学児童の方の入場はご遠慮ください。 |
服の上から簡単に着られる着物を着ていただきます。
館内で写真をお撮りします。(撮影場所はこちらでお選びします。)
日時 | 会期中の土・日・祝日(午後0時30分~午後3時30分) <終了しました> |
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定員 | 各日とも女性20名様程度。無料。 |
協力 | ハクビ京都きもの学院 |
※関連事業のお問い合わせについては、江戸東京博物館総合案内03-3626-9974までお問い合わせ下さい。
観覧後の楽しみはやっぱりショッピング。
たくさんのオリジナルグッズをご用意しお待ちしております。
あなたのお家でも流行生活(店内) |
クリアファイル:250円 |
トートバック:1,000円、巾着:700円 |
缶入りキャンディ:750円 |
ブリキおもちゃ:400円~ |
竹久夢二あぶらとり紙:400円 |
竹久夢二レターセット:400円 |
ラムネ:150円 |
東京流行生活展にちなみ、懐かしの骨董市を開催しています。
入手困難な檄レア商品が市場価格で大放出!!
江戸博初!骨董市が出現(店内) |
帯〆(各種) |
着物もいっぱい |
人形に囲まれて |
ここにもパンダが・・・ |
パパと遊ぼう |
懐かしのおもちゃもあるよ |
激レア??? |
コレクションに加えてみては |
東京流行生活展の展示物などを記録した「図録」が発売されております。