特別展 1F

2005年01月22日(土)〜04月03日(日)

フランスの至宝 エミール・ガレ展

フランスの至宝 エミール・ガレ展

日本初公開作品 オルセー、エルミタージュ、デンマーク王室から集結!!

 

7つの見どころ

1.革命にたおれた悲劇のロシア皇帝ニコライ2世が愛蔵した至高の壷(トケイソウ)。 エルミタージュ美術館秘蔵の逸品が 日本初公開
2.現デンマーク女王マルグレーテ2世の王室内を飾るガレ・ コレクションから6点を特別出品。 日本初公開。
3.ガレ最後の作品といわれる彫刻「手」。世界に3点しかない同形の作品のうち1点が オルセー美術館から特別出品。日本初公開。
4.ガレが手がけた家具作品を代表する「収穫」シリーズの食堂用家具セットが初公開。
5.ガレも従軍した普仏戦争(1870-71年) 血のように赤い花 名作「フランスの薔薇」が北澤美術館から特別出品。
6.知られざるガレの一面~陶器製作に見るユーモアにとんだデザインの数々。 36点を一挙公開。
7.これまで開かれた過去のガレ展を凌駕する破格の規模と内容は 没後100年展ならでは。100年に一度の機会です。

 

没後100年 - これまでにない大回顧展が実現 エミール・ガレの全体像を紹介

壷(トケイソウ)

壷(トケイソウ) 1900-1901年頃 エルミタージュ美術館所蔵

 

江戸東京博物館(東京・両国)では、2005年1月22日(土)から4月3日(日)まで、『フランスの至宝―エミール・ガレ展』を開催します。

エミール・ガレは、19世紀後半フランスのナンシーを拠点に、ガラス、陶器、家具という幅広い分野に創造力を発揮し、独創的な可能性を切り開いた工芸作家でした。文学や哲学、修辞学、音楽、植物学、鉱物学などに通じ、当代一流の文化人とも交流を持ちながら、ガレは傑出した表現者、総合的アートディレクターであり、企業家としてもその才能を開花させました。

ガレの芸術はジャポニスムや象徴主義、自然主義、博物学の成果など、時代の趨勢と深く関わりながら展開し、独自の表現論理に幻想的なイメージを絡み合わせた特異な表現世界を確立しました。普仏戦争敗北やドレフュス事件など、当時の世論を沸かせた社会問題にも積極的に関わり、その発言を工芸の造形において表現したり、問題提起する場合も少なくありませんでした。

同時に、ガレは少数限定の最高級品から大量生産による廉価品まで、加工技術の相違によるコストダウンを実現し膨大な数量の作品を量産、その全てにガレの名を冠して芸術の普及に力を尽くしたのでした。

本展は、エミール・ガレ没後100周年を記念し、ガラス、陶器、家具の3分野にわたって海外および日本国内の有数のガレ・コレクションの中から、選りすぐりの名品を展示、またそれらの名品とともに、父シャルル・ガレのアシスタントとして活躍を始めた最初期の作例、博物学、植物学に親しんだ資料の数々、実験者として試行を重ねた下絵、そして晩年の円熟した傑作を一堂に集め、ガレの人物像と試行の変遷を探ります。さらにガレという希有な芸術家を育み、そのインスピレーションを現実のものへと昇華させたマイゼンタールのガラス工場、サンクレマン陶器工場などの技術の高さ、1904年のガレ没後から1931年に解散するガレ商会時代の量産品と、この100年における母国フランスでのガレ作品の風評史も、ガレを理解するための重要な手がかりと言えます。

ガレが達成した広範な創造の世界とその継承にいたる全体像。世紀の転換期におけるガレの事業の位置付けと、奥深い芸術への理解を深めるまたとない機会となることでしょう。

開催概要

開催期間 2005年1月22日(土)~4月3日(日) 計62日間
会場 江戸東京博物館 1階 企画展示室
東京都墨田区横網1-4-1
TEL:03-3626-9974(代表)
休館日 毎週月曜日休館。ただし、3月21日は開館し、翌日休館。
開館時間 午前9時30分~午後5時30分(木曜・金曜は午後8時まで。 入館は閉館の30分前まで。)
出品点数 約200点
巡回展 大阪展;国立国際美術館
2005年4月12日(火)~5月22日(日)
主催 財団法人東京都歴史文化財団、東京都江戸東京博物館、日本経済新聞社、テレビ東京
後援 フランス大使館
協力 日本航空、財団法人北澤美術館、ベル・デ・ベル
企画協力 アートプランニング・レイ
関連HP 日本経済新聞社
http://www.nikkei.co.jp/events/
観覧料金
【前売券】
企画展専用観覧券
【当日券】
企画展専用観覧券
【当日券】
常設展との共通券
一般 1,000円 1,200円(960円) 1,440円(1,150円)
大学生・専門学校生 760円 960円(760円) 1,150円(920円)
中学生(都外)・高校生
65才以上
400円 600円(480円) 720円(570円)
小・中学生(都内) 400円 600円(480円) なし

 

*( )内は20名以上の団体料金。

*次の場合は本展覧会の観覧料が無料になります。

・未就学児童 ・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添の方

 

*小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料ですので、 共通券はありません。

 

●前売り開始:2004年11月15日より発売予定

●前売券販売場所:江戸東京博物館、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、主なJR東日本みどりの窓口・びゅうプラザ 他

構成とみどころ

【展示構成】

本展は「第1章:初期のガレ」「第2章:中期のガレ」「第3章:後期のガレ」「第4章:ポスト・ガレ」の4章に分けて、エミール・ガレの初期から晩年、さらに没後のガレ商会時代の作品を紹介します。さらに関連企業の作例など、ガラス、陶器、家具なども展示し、作品点数は約200点におよびます。
<第 1章:初期のガレ> 1) 歴史主義 2) 異国趣味 a. イスラム b. ジャポニスム
<第 2章:中期のガレ> 1) 象徴主義
<第 3章:後期のガレ> 1) 技術革新 a. アプリカシオン b. マルケトリー c. アンテカレール 2) 博物学の世界(植物図譜、写真など) a. 植物学 b. 海洋学 c. 昆虫 3) 表現者と職人芸 a. 政治的発言 b. 産業芸術家の仕事(量産) 4) 電気の明かり
<第 4章:ポスト・ガレ>

 

【展覧会のみどころ】

1.没後100年を記念する大回顧展

2004年9月23日は、ガレの没後100年にあたります。この日から1年間の没後100年の中で、本展はその中核イベントと位置付けられます。本展は没後100年を記念し、ガレの作品と共にその生涯をたどるものです。

 

2. 初出品、幻の名品、美の極致を堪能

◆ オルセー美術館、エルミタージュ美術館、デュッセルドルフ美術館など海外の美術館から選りすぐりの名品約40点を借用この他国内有数のコレクションを含めた総出品点数は約200点にのぼります。海外コレクションのうち、《彫刻「手」》など過半数が初公開となります。

 

◆ デンマーク王室、ロシア皇帝が愛した珠玉のガラスを集めました。デンマーク王室コレクションは、 6点出品され、それらは今でも王妃の居室に飾ってあるものです。すべて初公開、しかも同コレクションからこれだけまとめて出品も初めてとなります。また、当時のフランス大統領がロシア皇帝に送った作品《壷(トケイソウ)》がエルミタージュ美術館から出品されます。

 

◆ 世界に3点しかないといわれるガレの《彫刻「手」》。2点はナンシー派美術館所蔵で貸し出し不可となっています。今回は残りの1点を所蔵するオルセー美術館の全面的な協力で公開が実現しました。もちろん日本では初公開となり、オブジェをほとんど制作していないガレの珍しい作品です。19世紀美術の殿堂のオルセー美術館からは、この作品も含め、名品が5点出品されます。

 

◆ 国内からも、北澤美術館の名品のほか、いままで公開されていなかったコレクションを調査しました。その中から選りすぐりの逸品を展示します。

展示資料

水差「暗闇の花」

水差「暗闇の花」
1893年頃 財団法人北澤美術館

 

 花器「フランスの薔薇」

花器「フランスの薔薇」
財団法人北澤美術館

 

 別名「ガリアのバラ」。
1870年の普仏戦争でフランスが敗北し、多額の賠償金を支払い、ロレーヌ地方の一部とアルザス全域がドイツの支配下に置かれることとなった。

ガレは、 旧仏領の山野で『ガリア』(ローマ時代の仏地域の古称)を冠した野生のバラが、絶えることなく素朴な花を咲かせ続けたことを強く訴え、失われた郷土への愛惜の念を表現している。
華やかな美しさの背後に作者の問題意識を感じさせる名作である。

 

蓋付壷「たまり水」

蓋付壷「たまり水」
1889~1890年頃
オルセー美術館所蔵

 

夕闇がせまる池の情景とその雰囲気を描写した名作。
ゆらめく水面の表情と、鈍く光る昆虫たちの羽根の色艶。
多数の気泡が入った濃青色透明地に、苔むしたような黄緑色のパチネ(古色付け)をほどこし、銀箔や白色のガラス片を封入する。
ヴィクトル・ユーゴーの詩集『光と影』(1840年)の中の「心安まる情景」と題された詩の一節「身をふるわせる蜻蛉は自分の目玉を映す。神秘の世界が生まれ出る光り輝く池の面に」が刻まれている。

1890年にエミール・ガレがロジェ・マルクス(1859-1913)に献呈した壺で、1891年の国立美術協会展に出品された。

 

壷(トケイソウ)

壷(トケイソウ)
1900-1901年頃
エルミタージュ美術館所蔵

 

うす紫の半透明地に時計草を象嵌している。
ガラス製の 脚台と蓋が付属し、ミサで使う聖体器(チボリウム)に似 せた形状になっている。
台座には荊の蔓が刻まれ、悲しみ を象徴する色の紫とともに、キリストの受難を象徴する宗教 的な意味合いがこめられている。
1902年、ロシアを公式訪 問したフランス共和国大統領エミール・ルベからロシア皇帝 に献上されたガレ作品の中の1点である。​

 

彫刻「手」

彫刻「手」
1904年
オルセー美術館所蔵

 

手に海藻と貝殻が巻きつく様子を表現したガレ最晩年のガラス彫刻である。
おそらくは、海底から引き揚げられた古代の難破船に積まれていた彫刻の断片をイメージしたものだろう。
海の生物に注目したガレが、 海洋学が装飾家に与える新しい可能性を体現させた代表的な作例といえる。
同時代に活躍したロダンの同様の彫刻との関連性を想像させる謎めいたガラスである。

関連事業

アール・ヌーヴォー芸術を代表するフランスの工芸家エミール・ガレ(1846-1904)の没後100周年を記念し、その独創的な制作活動の全貌を解き明かす展覧会が2005年1月22日より江戸東京博物館にて開催されます。この展覧会に併せて、ガレの独創的な世界をより深く理解していただけるよう、さまざまなイベントを催します。ぜひふるってご参加ください。(会場はすべて江戸東京博物館内です。)

 

応募者多数につき、再追加コンサート(3/24)決定! *抽選で100名様をご招待

没後100年記念 「フランスの至宝~エミール・ガレ展」スペシャルコンサート

名称 松永英也 SPRING NIGHT CONCERT
~トロンボーンで奏でるガレの世界~
日時 3月24日(木)午後6時開場 午後6時30分開演(午後7時15分終演予定)
会場 江戸東京博物館1階ホール
応募〆切 3月18日(金)午後3時締め切り
内容 英国王立音楽院卒業、2月9日にデビューしたばかりのヒーリング界のニューヒーロー、松永英也(まつなが ひでや)によるトロンボーンコンサート。ガレのガラス作品をイメージして作られた「エミール・ガレ展」オリジナルテーマ曲“Flower of Fire”を始め、”ボレロ“など耳馴染みある名曲の数々をお届けします。トロンボーンの厚く、深みのある音色で春の夜を彩ります。

* 木曜日、金曜日は夜8時まで開館しています。(企画展・常設展入館は午後7時30分まで)
「エミール・ガレ展」の素晴らしいガラスコレクションも是非この機会にお楽しみください。

 

再追加コンサートのお申込方法
詳しくはテレビ東京ホームページをご覧ください。
応募はこちらから↓
テレビ東京ホームページ http://www.tv-tokyo.co.jp/event/
携帯サイト  メニュー → テレビ →テレビ東京

 

■企画展関連特別上映
美の巨人たち エミール・ガレ「手」(約30分)

「エミール・ガレ展」関連番組として、テレビ東京「美の巨人たち」で1月22日に放送された「エミール・ガレ 手」を上映。
展示作品の中から、ガレ晩年の作品、オルセー美術館所蔵の《彫刻「手」》に焦点をあて、ガレの創作の過程や、その内面の苦悩に迫る映像作品です。上映時間は映像ホール上映プログラムで確認してください。

 

追加講演会決定!!
講演会「アール・ヌーヴォー時代の食卓 ~19世紀の料理とこの春のレシピ」
<申込締切ました>

講師 クリストフ・ポコ
(ソフィテル東京 レストラン「プロヴァンス」シェフ)
日時 3月16日(水) 午後2時30分~午後4時
受講料 無料
定員 150人
場所 江戸東京博物館1階会議室にて
応募〆切 3月6日(日)消印有効
内容 パリの名店(「ラ・トゥールダルジャン」「ホテルプラザアテネ・パリ」)を経験し、「ル・コルドンブルー東京校」で教授を務めたポコ氏が、スライドと映像を交えながら、19世紀に花開いた食卓芸術・食文化を楽しく解説します。同時に、この春のオリジナルレシピも披露します。参加者には「この春のレシピ」と展覧会に合わせてシェフが考案したケーキ「アール・ヌーヴォーコフレ」をプレゼント。

 

追加コンサート(3/10)
没後100年記念「フランスの至宝~エミール・ガレ展」スペシャルコンサート
<申込締切ました>

名称 松永英也 SPRING NIGHT CONCERT
~トロンボーンで奏でるガレの世界~
日時 3月10日(木)午後6時開場 午後6時30分開演(午後7時15分終演予定)
会場 江戸東京博物館1階ホール
応募〆切 3月7日(月)正午締め切り
内容 英国王立音楽院卒業、2月9日にデビューしたばかりのヒーリング界のニューヒーロー、松永英也(まつなが ひでや)によるトロンボーンコンサート。ガレのガラス作品をイメージして作られた「エミール・ガレ展」オリジナルテーマ曲“Flower of Fire”を始め、”ボレロ“など耳馴染みある名曲の数々をお届けします。トロンボーンの厚く、深みのある音色で春の夜を彩ります。* 木曜日、金曜日は夜8時まで開館しています。(企画展・常設展入館は午後7時30分まで)「エミール・ガレ展」の素晴らしいガラスコレクションも是非この機会にお楽しみください。

 

講演会1「エミール・ガレ 芸術とメッセージ」
<終了しました>

講師 フィリップ・ティエボー(オルセー美術館主任学芸員)
日時 1月22日(土)午後2時~午後3時30分
受講料 500円
定員 150人
応募〆切 1月8日(当日消印有効)
内容 本展出展作品《手》をはじめ、ガレの代表作を多数所蔵するパリ・オルセー美術館にて主任学芸員を務めるティエボー氏による講演です。ガレの人物像や創作の秘密に迫ります。(逐次通訳つき)

 

講演会2「エミール・ガレ~創作の軌跡」
<終了しました>

講師 鈴木潔(美術史家)
日時 2月27日(日)午後2時~午後3時30分
受講料 500円
定員 400人
応募〆切 2月13日(当日消印有効)
内容 本展の監修者であり、ガレ研究の第一人者として活躍されている鈴木潔氏による講演です。ガラス、陶器、家具と多岐にわたるガレの作品を、展覧会の流れにもとづいて解説していただきます。

 

体験教室1「グラスリッツェン」
<終了しました>

講師 宮澤淑恵(「ガラスの妖精たち」主宰)、渡辺安子(同インストラクター)
日時 1月29日(土)午後1時30分~午後4時
受講料 1000円(材料費)
定員 50人(小中学生は要保護者同伴)
応募〆切 1月15日(当日消印有効)
内容 ガラスのプレートにポイント(針)で絵柄を彫刻する”グラスリッツェン”の体験教室です。出来上がった作品はお持ち帰り頂けます。

 

体験教室2「グラスクレイ」
<終了しました>

講師 服部麻加
日時 2月26日(土)午後1時30分~午後4時
受講料 1,500円(材料費)
定員 50人(小学生は要保護者同伴)
応募〆切 2月12日(当日消印有効)
内容 光を通す粘土を使って、アール・ヌーヴォーの作品を制作します。出来上がった作品はお持ち帰りいただけます。
グラスクレイ

 

コンサート「松永英也バレンタイン・コンサート トロンボーンが奏でるガレの世界」
<終了しました>

日時 2月12日(土)1回目 午前11時~11時45分 、2回目 午後2時~午後2時45分
参加料 無料
定員 各回400人
応募〆切 1月29日(当日消印有効、希望回もご明記ください)
内容 英国王立音楽院出身の若手トロンボーンニスト、松永英也による演奏。ガレの作品をイメージした”flower of fire”などをお聞きいただくバレンタイン・コンサートです。

みみより情報

期間限定プレゼント

2月22日(火)~3月18日(金)まで
■ 「エミール・ガレ展」平日来場者100名ごとに、 「江戸東京たてもの園」(小金井市)の観覧券を ペアでプレゼント。

■ 「エミール・ガレ展」来場者の中から抽選で1名様に、ガレのデザインをもとに制作された花器(北澤美術館監修 1万5千円相当)をプレゼント。ガレ展出口脇に応募用紙と応募箱を設置しています。

■ 「エミール・ガレ展」夜間開館時(木・金の午後6時~午後8時、 入館は午後7時30分まで)に入場された方に、展覧会特製のお菓子・マカロンをプレゼント(各日先着30名様)。

 

展覧会イメージ曲情報

「没後100年 フランスの至宝-エミール・ガレ展」を記念して、トロンボーン奏者の松永英也さんに、「flower of fire」と「Pour toi」の2曲をプロデュースしていただきました。エミール・ガレの作品からインスピレーションを得て作られたこれらの曲は、エミール・ガレ展のイメージ曲として、音声ガイドのバックグラウンドミュージックに使用されるほか、さまざまな催しを華やかに彩るアイテムとして、もう一つのガレの世界へご案内します。

 

■松永英也さんのプロフィール■

1977年1月6日生(27歳)
2001年3月 東京藝術大学 音楽学部卒業
2001年9月~英国王立音楽院大学院課程へヤマハのスカラシップを得て留学

13歳よりトロンボーンを始める。
第14回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門入賞。
97年東京文化会館推薦新人演奏会へ出演。第91回日演連推薦新人演奏会オーディション合格。
広島交響楽団とトロンボーンコンチェルトを共演。第26回東京藝術大学室内楽定期演奏会へ出演。
英国王立音楽院留学中、オーケストラの一員として英国ロイヤルフェスティバルホールにおいて記念演奏会出演。
現在 日本トロンボーン協会会員、東京アトラクティブブラス、東京ライジングブラスアンサンブルメンバー

 

■松永英也さんからのメッセージ■

今回エミール・ガレ展イメージ曲のお話をいただいた時には、このトロンボーン奏者の私があの光の魔術師とおこがましくも共演!?と身震いがしました。ガレの息が吹き込まれた作品の数々は、輝かしいものから作風の迷い・社会情勢に対する反発があらわれたものなど、七色に変化します。
これらをトロンボーンの輝かしく、時には悲しげにも響く幅広い音色を生かしイメージしてみました。
ガレとトロンボーンという想像のつかないコラボレーションを少しでも感じていただければ幸いです。聴いていただいた方は必ずおどろかれることと思います。
“ジャンルを飛び出した音楽、それは人間の心に一番響く”をテーマに、エミール・ガレ展イメージ曲「Flower of fire」を含めたアルバムを発売しますが、ガレが白血病で亡くなる前に作られた作品《花器》に感じる彼の思い入れや、その他すべての作品が様々な顔をみせるように、今後もトロンボーンソロ奏者として多種多様な音楽に挑戦したいと思います。

 

松永英也

松永英也

ブランニュートロンボーン奏者誕生!
~クラシカル奏法と現代音楽の融合そしてあたらしい世界の始まり~
2005年2月9日 ヤマハミュージックコミュニケーションズより待望のデビュー!!

『Brilliant Days』YCCS-10007  定価2,310(税抜 2,200)
フランスの至宝~エミール・ガレ展 イメージ曲「flower of fire」収録

 

「エミール・ガレ展」開催を記念して出張鑑定!

「没後100年記念 フランスの至宝-エミール・ガレ展」(2005年1月22日~4月3日)を記念し、テレビ東京の人気番組「開運!なんでも鑑定団」出張鑑定の公開録画が、さる1月30日(日)に江戸東京博物館1階ホールで行われました。「ガレの手紙??」も出品され、会場をにぎわしました。
(2月15日(火)放送済み)