2016年04月29日(金)〜06月19日(日)
2016年04月29日(金)〜06月19日(日)
2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田信繁(幸村)。彼は、「大坂の陣」において、大坂城東南に出丸「真田丸」を築き奮戦した勇将です。
のちの信濃国上田城主真田昌幸の次男として生まれた信繁は、織田、北条、徳川、上杉とめまぐるしく主君を変える真田家において、上杉景勝の人質となり、その後豊臣秀吉の人質として暮らしました。慶長5年(1600)の関ヶ原合戦では、父・昌幸とともに石田三成が率いる西軍につき、兄・信之は徳川家康が率いる東軍につきます。真田家は、親子兄弟が東西に分かれて戦いましたが、西軍は敗退。昌幸と信繁は九度山(和歌山県)に幽閉の身となります。
しかし、信繁に転機が訪れます。豊臣家と徳川家による最終決戦「大坂の陣」が起こると、信繁は大坂城へ入城。慶長19年の大坂冬の陣において信繁は、大坂城の東南に真田丸と呼ばれる出丸を築いて徳川方を迎え撃ち、その武名を天下に知らしめます。翌年の大坂夏の陣では、寡兵ながらも果敢に徳川方を攻め、その奮戦ぶりは家康に死を覚悟させるほどだったと後世に伝えられています。最後は兵力で勝る徳川方に敗れ大坂城は落城、信繁はその生涯を閉じました。
戦国乱世の最後を飾った勇将・真田信繁。その活躍は、父・昌幸や兄・信之との様々な逸話とともに、今もなお語り継がれています。
この展覧会では、NHK 大河ドラマ「真田丸」と連動し、真田信繁ゆかりの品や歴史資料などの紹介を通じて、信繁の人間像と彼が生きた時代を浮き彫りにしていきます。
会期 |
2016年4月29日(金・祝)~6月19日(日) |
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会場 | 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 (東京都墨田区横網1-4-1) 電話番号:03-3626-9974(代表)
・JR 総武線「両国」駅西口、徒歩3分 |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分 (土曜日は午後7時30分まで)※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 毎週月曜日 (5月2日、5月16日は開館) | ||||||||||||||||
主催 |
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、NHK、NHKプロモーション |
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協賛 |
日本写真印刷、ハウス食品グループ本社、みずほ銀行 |
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特別協力 |
大阪城天守閣、真田宝物館(長野市) |
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観覧料 |
※( )内は20名以上の団体料金。
※前売券は3月1日(火)~4月28日(木)まで販売。
※特別展・常設展共通券は、東京都江戸東京博物館のみで販売。
※会期中は当日料金で販売。
※次の場合は観覧料が無料です。中学生以下。および身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。
※高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証、運転免許証など)のご提示をお願いいたします。
※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください
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チケット販売 |
東京都江戸東京博物館、公式オンラインチケット(手数料無料/自宅発券・スマホ入場)、チケットぴあ(Pコード:767-386)、ローソンチケット(Lコード:31491)、セブンチケット(セブンコード:044-116)等で販売。 |
■展示資料目録
展示リストは、こちらからダウンロードできます。
大坂の陣で活躍し、たぐいまれな勇将として名を馳せた真田信繁。彼に関する同時代の資料はあまり残っていません。まずは信繁の肖像画や数少ない所用の品々を通じて、その息吹に触れていただきます。
真田信繁画像 江戸時代 高野山 蓮華定院蔵 |
信濃国小県郡真田郷を本拠とする真田家は、武田家の家臣として次第にその頭角を現しました。主家滅亡後、織田・北条・徳川・上杉等の大勢力の狭間で、幾多の難局を乗り切り、生き残りを図ります。真田家が信仰した四阿山関係の資料や武田家関連の資料から、真田家の出自を探ります。
真田昌幸画像(部分) 桃山時代 高野山 蓮華定院蔵 |
築城間もない上田城を舞台にした「第一次上田合戦」で徳川家康に勝利を収め、「真田」の名は一躍天下に知れわたります。豊臣秀吉による天下統一が進む中、真田家の守る名胡桃城が北条家に奪われる事件が発生。この事件をきっかけに「小田原合戦」が行われ、天下は秀吉のものとなります。大勢力の狭間で生き残りをかけて戦う真田家の動静を示す古文書の数々が、当時の様子を語りかけます。
弁知行宛行状 諏訪久三宛 天正13年6月28日付 個人蔵 |
関ヶ原合戦において、父・昌幸と信繁は西軍に、兄・信之は東軍に属し、親子兄弟が敵味方に分かれて戦う事態となります。昌幸・信繁親子は上田城に立て籠もり、徳川本隊を率いて東山道を進む徳川秀忠と対決。秀忠を関ヶ原合戦に遅参させる戦功をあげました。合戦の経過を絵巻物とした「関ヶ原合戦絵巻」などを通じて、真田家と徳川家の対決を浮き彫りにします。
信繁の兄信之所用の武具をはじめ、桃山時代を象徴する金地屏風や小袖・南蛮漆器などにより、当時の文化的背景をうかがいます。
軍配団扇(真田信之所用) 16世紀 長野・真田宝物館蔵 |
関ヶ原合戦ののち昌幸と信繁は高野山・九度山に幽閉の身となり、昌幸は生涯を終えます。大坂冬の陣に参陣した信繁は大坂城東南に不落の出丸「真田丸」を築いて徳川方を撃退するものの、夏の陣では奮戦空しく闘死を遂げます。豊臣方諸将の武具・甲冑や様々な合戦図を展示。大坂の陣を生々しく描きます。
日月竜文蒔絵仏胴具足 (後藤基次所用) |
大坂之陣図屏風 江戸時代 石川県立歴史博物館蔵 |
大坂冬の陣・夏の陣における信繁の戦いぶりは語り草となり、江戸時代以降、文芸や絵画をはじめ様々な作品の題材となります。真田信繁の活躍は真田幸村の名で語り継がれ、400年経った今も輝き続けています。「難波戦記」など、江戸時代の刊行物などを通じて、伝説化された英雄「幸村」の姿をご覧下さい。
真田三代記 江戸中期 元禄頃 真田氏歴史館蔵 |
展覧会に関連した連続講座を開催いたします。展覧会の理解をより深めてくれる内容となっています。ぜひご参加ください。
①5月26日(木) 再考 真田三代について
…降幡 浩樹(真田宝物館学芸員)
②6月2日(木) 大坂の陣と真田丸の攻防
…大澤 研一(大阪歴史博物館企画広報課長・学芸員)
③6月9日(木) 江戸時代と「真田幸村」伝説
…田原 昇(当館学芸員)
※往復はがきによる事前申込制となります。応募方法や受講料など詳細は、東京都江戸東京博物館ホームページおよび館内配布のチラシ等でご確認ください。
■プレスリリース、写真のご用命は、広報事務局までお願いいたします。
2016年NHK大河ドラマ特別展「真田丸」PR事務局
株式会社 ミューズ・ピーアール
TEL:03-6804-5045 FAX:03-5785-2627 E-mail: info@musepr.co.jp