特集展示

2012年09月04日(火)〜11月11日(日)

渋川春海と江戸時代の暦

 

日本列島で大きな話題となった金環日食や「金星の太陽面通過」などもあり、今年は天文イヤーと呼ぶにふさわしいイベントが多数ありました。また、これにあわせて天体観測や観測ツアーなどにも多くの方が参加しており、新たに天文学に興味関心を持つ人々が増えております。 江戸時代初期の天文学者渋川春海は、日本独自の暦である「貞享暦」を製作します。当時は月と太陽の運行に基づく太陰太陽暦を採用していたので、「貞享暦」編纂という一大事業は、継続的な天体観測なくしては成立しえないものでした。 東京都江戸東京博物館常設展示室では、江戸時代の暦の歴史、なかでも「貞享暦」を中心に取りあげ、暦や天文学などに興味関心を持っている方に向けて関連資料を展示します。 また、このたび9月15日より全国上映される映画『天地明察』で使用したセットなどを合わせて展示し、渋川春海の業績についてもわかりやすく紹介します。

開催概要

会期 2012 年9月4日(火)~11月11日(日)
場所 東京都江戸東京博物館 常設展示室5階  江戸ゾーン「出版と情報」コーナー
東京都墨田区横網1-4-1
電話番号:03-3626-9974(代表)

 

・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分
・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 ・墨 38 系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

開館時間 午前9時30分~午後5時30分   土曜日は午後7時30分まで
(入館は閉館の30分前まで )
休館日 月曜日(ただし 9月10日および 17日、10月1日(常設展観覧料無料)、 8 日は開館、 10月9日は閉館)
主催 東京都、東京都江戸東京博物館
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。

観覧料
一般 600円(480円)
大学生・専門学校生 480円(380円)
中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料

 

※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。

 

※(  )内は 20 人以上の団体料金。いずれも消費税込み。

 

※次の方は常設展観覧料が無料です。
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。(入館の際は障害者手帳等のご提示をお願いします。)

 

※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます。)

 

※特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。

 

展示構成および主な資料

絵暦(寒山図)

絵暦(寒山図)
江戸東京博物館所蔵
9/4~10/9展示

初学天文指南

初学天文指南
江戸東京博物館所蔵

 

宝永三年 江戸暦

宝永三年 江戸暦
江戸東京博物館所蔵

正徳六年伊勢暦

正徳六年伊勢暦
江戸東京博物館所蔵

 

渾天儀(復元模型)

渾天儀(復元模型)
(c)2012「天地明察」製作委員会

遠眼鏡(模型)

遠眼鏡(模型)
(c)2012「天地明察」製作委員会