2008年09月30日(火)〜12月21日(日)
2008年09月30日(火)〜12月21日(日)
「日本人なら誰もが知っている」とまで言われる「忠臣蔵」。1701年(元禄14)3月14日江戸城中において浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)が吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしひさ)を切りつけた「刃傷事件」と内匠頭の切腹、翌年12月14日夜半に赤穂浪士たちが吉良邸を襲撃して上野介の首をとった「仇討事件」。これらの忠実に基づき、脚色した物語が「仮名手本忠臣蔵」、すなわち「忠臣蔵」です。忠臣蔵は1748年(寛延1)に人形浄瑠璃として初演、その後歌舞伎狂言となりました。設定を室町時代としたこの時代物の狂言は、上演すれば必ず当る人気の演目であったことから、当時の煎じ薬になぞらえ「独参湯(どくじんとう)」(起死回生の妙薬の意)と呼ばれました。 忠臣蔵の題材は錦絵にも好んで描かれ、各段の象徴的なシーンを揃物にした舞台絵や、演じた歌舞伎俳優たちを描いた役者絵など実に多くの作品が生み出されました。
本特集では当館所蔵の錦絵コレクションを約30点ずつ、3期に分けてご紹介します。忠臣蔵をめぐる多様な表現、絵師による差異をお楽しみください。
浮絵仮名手本忠臣蔵 五段目 北尾政美/画 |
絵兄弟忠臣蔵 初段 歌川国貞/画 |
開催期間 | 2008年9月30日(火)~12月21日(日) ※各期30点程の錦絵を展示いたします。
1期: 9月30日(火)~10月26日(日) |
---|---|
会場 | 江戸東京博物館 常設展示室5階 江戸ゾーン「江戸の美」「演じる・見る-歌舞伎の楽しみ」コーナー |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、その翌日) |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分(土のみ午後7時30分まで) ※入館は閉館の30分前まで |
観覧料金 | 常設展観覧料でご覧になれます。 |
主催 | 東京都 東京都江戸東京博物館 |