東京オリンピック(1964年)聖火リレーの日程、総距離、走者総数は?(2006年)

2015/06/08

 古代オリンピック発祥の地、ギリシャのオリンピアから採った火をトーチ・リレーによってオリンピック会場へ運ぶ「聖火リレー」は、カール・ディウムの発案により、1936年ベルリン大会から始められました。

  1964年東京大会の聖火は、同年8月21日にオリンピアで採火され、アジア地域12カ国を経て9月7日に沖縄へ到着。鹿児島、宮崎、千歳へ空輸され、9 月9,10日にスタート、日本全国を4コースに分かれてリレーし、10月7~9日に東京都庁に到着しました。都知事室に安置された聖火は10月9日夜、皇居二重橋前で行われた集火式で合火され、翌朝の10月10日開会式当日、国立競技場へリレーし、聖火台に点火されました。 【海外リレー】 空輸総距離=15,508km、地上リレー総距離=732km(870区間)、参加走者総数=870人 【国内リレー】 空輸総距離=2,692km、地上リレー総距離=6,755km(4,374区間)、参加走者総数=100,713人※ (『第18回オリンピック競技大会公式報告書(上)』より)   ※国内聖火ランナーは、正走者(1名)、副走者(2名)、随走者(20名以内)で編成。(『オリンピック準備局事業概要1964』より)

 

(参考資料)

◇国内外聖火リレーの記録・写真 ・『第18回オリンピック競技大会公式報告書(上)』(オリンピック東京大会組織委員会 1966年 C36/7806/L13-1-S0)

・『TOKYO OLYMPIAD 1964』(オリンピック東京大会組織委員会監修 共同通信社 1964年 7806/L12/64)

◇都内聖火リレーのルート ・『オリンピック東京大会の警察記録』(警視庁 1964年 C36/7806/26)

・『オリンピック準備局事業概要1964』(東京都オリンピック準備局 1964年 7806/3/64-S0)

 

(備考)

JOC公益財団法人日本オリンピック委員会(東京オリンピック1964) http://www.joc.or.jp/past_games/tokyo1964/window open (2013/9/11確認)

秩父宮記念スポーツ博物館・図書館  http://www.jpnsport.go.jp/muse/window open  (2013/9/11確認)

東京オリンピックメモリアルギャラリー  http://www.tef.or.jp/kopgp/gallery.jspwindow open  (2014/10/7確認)

歴史公文書探求サイト文蔵「東京オリンピック聖火リレー物語」  http://www.bunzo.jp/archives/category/011seika.htmlwindow open  (2015/8/19確認:閉鎖中)

電子展示室73号「聖火ランナーと共に」(板橋区)  https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kusei/kouhou/tenji/ichiran/1009234.htmlwindow open  (2020/8/22確認)

「神奈川県立歴史博物館だより」(通巻196号 2014年6月刊) http://ch.kanagawa-museum.jp/uploads/newsletter_vol20_no1.pdfwindow open  (2020/8/22確認)

 

(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000030518window open