2015/06/08
今日われわれが一般に食べる麺状の蕎麦は、江戸時代の文献には「蕎麦切り」とみえます。蕎麦は、古くは「蕎麦がき」などのように餅状で食され、(諸説ありますが)麺状のものは江戸時代初期にできたとされます。「二八蕎麦」という言い方は、1杯16文の時代が長かったので2×8=16(文)という値段からきたとする説、つなぎの小麦粉2に対して蕎麦粉8という割合からきたとする説などがありますが、どの説が本当かという議論は天保以降現代までつづいています。
(参考資料)
『蕎麦の事典』(新島繁編著 柴田書店 1999 請求記号:3838 / 159 / 99)
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『蕎麦辞典』(植原路郎著 東京堂出版 1996年 請求記号:5963 / 10 / 96)
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『蕎麦入門』(新島繁著 保育社 1975年 請求記号:5961 / B2 / 75)
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『近世蕎麦随筆集成』(新島繁編著 秋山書店 1996年 請求記号:3838 / 114 / 96)
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『蕎麦と江戸文化』(笠井俊彌著 雄山閣出版 1998年 請求記号:3838 / 152 / 98)
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日本の食文化大系14『そば通』(村瀬忠太郎著 東京書房社 1985年 請求記号:3838 / 125 / 14)
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『江戸っ子はなぜ蕎麦なのか?』(岩崎信也著 光文社 2007年 請求記号:3838 / 197 / 007)
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『江戸蕎麦通への道』(藤村和夫著 日本放送出版協会 2009年 請求記号:5963 / 16 / 0009)
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(備考)
歌舞伎座「江戸食文化紀行」 http://www.kabuki-za.com/syoku/2/no72.html (最終アクセス日:2018年2月13日)
柴田書店「そばうどん」のページ http://shibatashoten.co.jp/ (最終アクセス日:2018年2月13日)
東京のおそばやさん(東京都麺類協同組合・東京都麺類生活衛生同業組合) http://www.menkyo.or.jp/ (最終アクセス日:2018年2月13日)
(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000013855