
2017/06/29
現在も道路橋として使用されていることを前提とすれば、明治44(1911)年に現在の姿となった日本橋ということになるでしょう。しかし、車両が通らない橋も含むと、明治10(1877)年の常磐橋、明治11(1878)年の八幡橋(旧弾正橋)などがあります。
(回答プロセス)
【資料1】『東京人』 (2007.8)によると、常磐橋は明治10(1877)年に架けかえられた。「明治新政府に雇われた肥後の石工たちが手がけた江戸橋、万世橋などの石造橋のうち唯一現存する橋」だが、【資料2】『東京の橋 水辺の都市景観』によると、「都内に現存する唯一の石造アーチ橋」「橋は現在、道路橋として使われておらず、常磐橋公園への歩行者専用橋になってる」。同じく【資料2】によると、「明治期竣工の橋のうち、移築されずに当初の場所で昔と同じ姿で、現役の道路橋として活躍しているのは日本橋だけとなる」。
(参考資料)
(備考)
※1 東京都道の相談室(東京都建設局) http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/inquiry/index.html (2017/6/16確認)
※2 日本橋(文化遺産オンライン) http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/147271 (2017/6/16確認)
※3 日本橋架橋百周年(まち日本橋) http://www.nihonbashi-tokyo.jp/enjoy/feature/201104/ (2017/6/16確認)
※4 常磐橋(千代田区観光協会) http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/654/Default.aspx (2017/6/16確認)
※5 旧弾正橋(八万橋)(文化遺産オンライン) http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/121364 (2017/6/16確認)
※6 「わが国最初の国産鉄の構造物 八幡橋(元弾正橋)」木村麗((財)建材試験センター) http://www.conso.jp/pdf/techno/archives/a0301.pdf (2017/6/16確認)
(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000195850