国際交流展「東京-近代版画に見る都市の創成1920-30年代 江戸東京博物館コレクションより」をパリ日本文化会館にて開催

2024/10/18展覧会・常設展

 国際交流展「東京-近代版画に見る都市の創成1920-30年代 江戸東京博物館コレクションより」ポスター

 

令和4年度のUn bestiaire japonais - Vivre avec les animaux à Edo-Tokyo (XVIIIe-XIXesiècle) 展(日本語名称「いきもの:江戸東京 動物たちとの暮らし」展)展に続き、パリ日本文化会館(フランス)にて、東京都江戸東京博物館の休館中収蔵品展の第2弾「東京―近代版画に見る都市の創成 1920-30年代江戸東京博物館コレクションより」展を共同で開催します。

1868年(明治元)の明治維新を境に、江戸は東京へと移り変わり、都市は急速に近代化が進みました。さらに1923年(大正12)の関東大震災により、過去の面影を残した古い街並みが一掃され、特に中心部は鉄とコンクリートの街へと一変しました。
本展では、関東大震災という未曾有の災害と復興を目の当たりにして、それぞれの版画家によって多くの都市風景が描かれた1930年代を一つのエポックとしてとらえます。同時代の風景や風俗を描くという伝統的な浮世絵の機能が改めて見直され、多くの版画家の関心が変わりゆく都市に向けられました。その変化に期待する高揚感とともに、失われてしまった過去の面影への哀愁が感性豊かに鋭敏に作品に表出されています。 これまで浮世絵については数多く展覧会が行われてきたパリにおいて、東京風景を描き出した近代版画をまとめて紹介します。パリ・東京という都市について相互に考察の機会となるとともに、日本近代版画への関心が生まれ、東京への理解が深まりますことを期待しております。

 

展覧会名  東京-近代版画に見る都市の創成1920-30年代 江戸東京博物館コレクションより
会期 2024年11月6日(水)~2025年2月1日(土)
会場 パリ日本文化会館 2階展示ホール
主催 独立行政法人 国際交流基金パリ日本文化会館
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館

詳しくはパリ日本文化会館ウェブサイトをご覧ください。