2019年08月06日(火)〜09月23日(月)
2019年08月06日(火)〜09月23日(月)
都市に暮らす江戸東京の人々にとって、いきものは切り離すことのできない大切な存在でした。時代や世相が移り変わるなか、多くのいきものが、人々に可愛がられるとともに、労働力となり、また教養や娯楽の対象となりました。さらに、吉祥のしるしとして、様々な形で暮らしと関わってきました。
本展では、江戸東京の人々と、いきものとの多様な関係を、館蔵資料を中心に4つの構成でご紹介します。江戸の風俗と文化を伝える浮世絵から、近現代のくらしを物語る生活用品に至るまで、バラエティー豊かないきものの世界をお楽しみください。
会期 |
2019年8月6日(火)~9月23日(月・祝) |
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会場 |
東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室
・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分 |
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開館時間 |
午前9時30分~午後5時30分 土曜日は午後7時30分まで
※サマーナイトミュージアム開催期間8月9日(金)・16日(金)・23日(金)・30日(金)は午後9時まで ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 |
8月19日(月)・26日(月)、9月2日(月) |
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主催 | 東京都、東京都江戸東京博物館 | ||||||||||
観覧料金 | 企画展は常設展観覧料でご覧になれます。
*( )内は20名以上の団体料金。
*中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するものをご提示ください。
*次の場合は常設展観覧料が無料です。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。
*シルバーデー(8月21日、9月18日)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをご提示ください。
*家族ふれあいの日(8月17・18日、9月21・22日)は、都内にお住まいの方で、18歳未満のお子様をお連れの保護者の方2名までの料金が半額となります。保護者が都内在住者であることを証明できるものをお持ちください。
*8月9日(金)・16日(金)・23日(金)・30日(金)はサマーナイトミュージアムのため午後9時まで開館します。(入館は閉館の30分前まで。)当日は、午後5時から常設展観覧料がサマーナイトミュージアム割引により学生、中高生の方は無料、一般・65歳以上の方は団体料金となります。学生証または年齢を証明できるものをご提示ください。 |
いきものを愛し、めでる時間を持つことは、暮らしを和やかにすることにつながりました。江戸時代以降、庶民もいきものを可愛がるために飼育するようになりました。その飼い方は、鳥の美しい姿や鳴き声の鑑賞、犬や猫はコミュニケーションを楽しむなど様々です。この章では、江戸東京の人々に愛されたいきものの姿を紹介します。
《主な展示資料》
鶉会之図屏風 [展示期間:8月6日~9月1日] |
当世好物八契 渓斎英泉/画 |
風俗三十二相うるささう 寛政年間処女之風俗 [展示期間8月6日~9月1日] |
寛永通宝を副葬されたイヌ(旧白金御料地内武家屋敷跡遺跡) 港区立郷土歴史館所蔵 |
今様伊勢物がたり 歌川国芳/画
[展示期間9月3日~9月23日] |
全盛兎別品競 初編 |
大都市、江戸東京で忙しく働いていたのは人間ばかりではありません。自動車のない時代、馬や牛は交通や物流において頼もしい働き手でした。また、人々の暮らしの節目となる行事や行楽にも、様々ないきものが活躍しています。ここでは絵画や写真、文献のなかから、働くいきものを展示します。
《主な展示資料》
東京十二題 こま形河岸 川瀬巴水/画 [展示期間:8月6日~9月1日] |
牛乳箱(明治牛乳) |
東京名所之内銀座通煉瓦造鉄道馬車往復図 歌川広重(3代)/画
[展示期間9月3日~9月23日] |
新板風流鷹野寿古六 歌川貞虎,歌川国芳/画 | 東海道名所絵高輪牛ご屋 河鍋暁斎/画 |
目新しいもの好きな江戸の人々にとって、海を渡って来た象やらくだなど珍しい動物は話題の種で、たびたび見世物興行されるほどの人気でした。明治時代には、競馬やサーカスが始まり、さらに動物園や水族館も開設され、現代に至るまで人気を集めています。この章は、人気になったいきものを紹介します。
《主な展示資料》
しか茶屋 歌川豊国(初代)/画 [展示期間:9月3日~9月23日] |
両国広小路興行 象之図 歌川芳豊(初代)/画 | 紅毛舶来猛虎之演技 歌川芳富/画 |
からくり鳥篭 | ヤマガラの引くおみくじ露店 ゴタード・J・デリーナ/撮影 |
暮らしのなかで使う道具や衣装、装飾品には、吉祥の意味をもつ様々ないきものがデザインされ使われています。可愛く楽しいおもちゃには、動物は重要なモチーフとなっています。人々は、デザインされたいきものを身につけたり、使用することで、家族の健康や人生の幸福を願ったのです。ここではデザインされたいきものを展示します。
《主な展示資料》
鼠短檠 | 土人形 左より 月待うさぎ・子持うさぎ・よこ猫・秋田犬 金沢(尾張屋)春吉/作 |
疱瘡絵(赤絵)みみづく 歌川国芳/画 | セルロイド玩具 カサつきアヒルの乳母車 |
玩具絵 鯉 歌川芳藤/画 | 赤羅紗小犬文守袋 |
夜着孔雀模様 |
様々ないきものの観察、研究した成果で編纂されている現在の図鑑のような本は、江戸時代からつくられていました。大名・武家を中心に発達した博物学の図譜や、庶民が親しんだ浮世絵には、いきものたちが生き生きと描かれています。リアルに描かれた動物図を、触ってめくる絵などを体験してお楽しみください。
《主な展示資料》
鳥魚菜写生図巻 楽央斎/写(資料+パネル展示) |
黒塗桐鳳凰文様金銀蒔絵貝合道具(複製) |
北斎漫画 葛飾北斎/画(資料+複製めくる展示) |
日時:8月9日(金)・23日(金) 午後4時から30分程度
※常設展示室5階、日本橋下にお集まりください。
日時:8月11日(日)・9月22日(日) 午後2時から30分程度
対象:小学生
※5F企画展示室入口にお集まりください。
展示中の「玩具絵 鯉」(江戸時代のペーパークラフト)を作ってみましょう。
日時:8月20日(火) ①午前10時30分から ②午後2時から(所要時間:1時間程度)
会場:常設展示室5階 ミュージアム・ラボ
対象:小学校3年生以上 (小学生は保護者同伴)
定員:各回20名
参加方法:当日受付(各回開始10分前から受付開始、先着順)
参加費:無料(別途、常設展観覧料が必要)
江戸時代から今日まで愛され続ける、伝統のおもちゃを紹介します。 日時:8月15日(木)・22日(木)、9月19日(木) 会場:常設展示室5階 ミュージアム・ラボ 対象:子供から大人まで 参加費:無料(別途、常設展観覧料が必要) |
ミニチュア玩具とんだりはねたり |