江戸東京博物館の再開にあたって

2020/06/02その他

副館長

5月25日、コロナウィルス感染防止にかかわる国の「非常事態宣言」が解除されると、東京都はただちに「ロードマップ」における「ステップ1」への移行を発表しました。これにともない江戸東京博物館では6月2日をもって再開のはこびとなりました。2月28日以来、約3カ月にわたる臨時休館。まことに長い期間でした。

 

前代未聞の突然の事態に不自由な生活を余儀なくされ、さまざまな不安を抱えつつ、ストレスにさいなまれて過ごす方々も多々いらっしゃることと推察されます。

 

 

 

かつて江戸東京という地においては、天然痘、コレラ、スペイン風邪、その他、規模の大きな疾病が蔓延したことがあります。しかし、その都度、ここに暮らしてきた人びとは困難を乗り越え、こんにちの首都を築き上げてきました。

 

100年に一度といわれるパンデミックに遭い、この災禍をいかに受けとめればよいのか。コロナ後の東京はどのように変わっていくのでしょうか。私たちの先人たちが培ってきた「江戸東京の歴史と文化」にふれていただくことによって、そんな時代を生きるための「よすが」を得ていただければ、これにまさる喜びはありません。

 

なお、ご入館の際は、当面、感染防止を目的に東京都が定めたガイドラインに基づき、ご協力をお願いすることになります。なにとぞご理解をたまわりたく存じます。

 

2020年6月2日

東京都江戸東京博物館

副館長 小林 淳一