2020年6月〈江戸ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2020/06/29展覧会・常設展

6月展示替情報 東京ゾーン

常設展示室(5-6階)で展示替を行い、6月23日(火)から新たに資料を展示しています。

おすすめの資料を紹介します。

 

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1、紺糸素懸こんいとすがけおどし五枚ごまいどう具足ぐそく

Helmet and Armor

展示コーナー:E1 江戸城と町割り 武家の文化コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月23日(火)~8月23日(日)

1844年(天保15)8月 明珍宗保/作

 

 板札を紺糸で素懸に威し、兜には細長い鍬形と扇の前立が据えられた具足。覆輪などの金具には細かな装飾が施されています。胴の脇の下の部分に制作者と制作年の銘があり、制作の情報を伝えます。

 伝来は不詳ですが、具足全体の仕様の高さ及び丸に蔦紋の存在から大名家での伝来が推測されます。

 

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2、両国花火之図

Fireworks at Ryogoku-bashi Bridge

展示コーナー:E6 江戸の四季と盛り場 江戸の四季コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月23日(火)~7月19日(日)

1804-1817年(文化期) 歌川豊国/画 山本屋平吉/版

 

 江戸っ子の夏は、隅田川の川開きに始まります。両国の納涼は、旧暦5月28日から8月28日までの3ヶ月間とされ、夜店の営業や納涼舟の往来が許可されました。涼を求めて川辺に繰り出し、舟遊びや花火に暑さを忘れる様子が、浮世絵や書物に多く取り上げられています。

 この錦絵は、両国橋上の群衆と、そのすぐ下の川面を埋め尽くす程にびっしりと浮かんだ納涼船を描いた、縦横6枚続の作品です。人々が各々の場所で花火を楽しんでいます。丁寧に描き込まれた髪型や着物、身に付けた小物や宴席道具など、当時の風俗が細やかに描写されています。中央の屋形船の提灯や額にある「歌川」は、絵師豊国の姓です。

 

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3、団扇うちわ絵 網に魚づくし

Fan Painting:Fish on Net Background

展示コーナー:E8 江戸の美 浮世絵の世界コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月23日(火)~7月19日(日)

1836年(天保7) 歌川広重/画 伊場仙/版

 

 団扇に貼るための団扇絵が、浮世絵師によって多く手がけられました。

 この団扇絵には、団扇型全体に朱色の網、それにかかった魚介類、シラウオ、ボラ、マハゼなどが墨摺りで配されています。現存している江戸の団扇絵の多くは錦絵で、2色摺りは珍しいものです。

 江戸団扇の骨型に貼られた作例では、表側は錦絵、裏側は1~2色刷の団扇が遺存しており、本図は団扇の裏側用に描かれたと考えられます。

 

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