常設展示室再開のお知らせ

2020/06/03展覧会・常設展

6月2日(火)再開の常設展示室から、おすすめの資料を紹介します。

 

江戸ゾーン

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1、松竹梅椿剣酢漿しょうちくばいつばきけんかたばみもん蒔絵女まきえおんな乗物のりもの

Woman’s palanquin with maki-e lacquerware of pine, bamboo, plum, camellia and wood sorrel patterns in gold relief, a belonging of Sakai-family.

 

展示コーナー:E1 江戸城と町割り 武家の文化コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月2日(火)~2020年(令和2)7月19日(日)

江戸時代中期

 

梅の大木を中心に松・竹の葉などを揃えた吉祥の画題に椿を加えた蒔絵が画面全体に、内部には花鳥画が描かれています。部分的な梨子地を使用し、剣酢漿紋が散らされていることから、酒井家にかかわる女乗物と思われます。

 

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2、絹地きぬじあおいもん白流旗しろながれはた

White silk flag with Aoi crest

 

展示コーナー:E1 江戸城と町割り 武家の文化コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月2日(火)~2020年(令和2)7月19日(日)

江戸時代前期

 

上端を竿に紐で結び付け、吹き流しのように風に靡かせます。戦国時代以前は多く使われましたが、風に流され扱い難いことから、次第に旗の上部だけでなく横も固定した幟旗が主流となったといいます。

伝来が定かではありませんが、流旗の形式に加え、かつ葵紋の形状も江戸時代前期に遡るものです。

 

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3、東都とうと名所めいしょ 両国繁栄河開之図りょうごくはんえいかわびらきのず

A bird’s-eye view of the busting crowds and the stalls erected in the open area at the western end of Ryōgokubashi Bridge

 

展示コーナー:E6 江戸の四季と盛り場 江戸の四季コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月2日(火)~2020年(令和2)6月21日(日)

1853年(嘉永6)

歌川国郷/画 釜屋喜兵衛/版

 

江戸っ子の夏は、隅田川の川開きに始まります。両国の納涼は、旧暦5月28日から8月28日までの3ヶ月間とされ、夜店の営業や納涼舟の往来が許可されました。

人びとが涼を求めて川辺に繰り出し、舟遊びや花火に暑さを忘れる様子が、浮世絵や書物に多く取り上げられました。この絵では、両国橋西詰を中心に、水茶屋や見世物小屋がずらりと並び、多数の人でにぎわう様子がいきいきと描かれています。

 

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4、団扇うちわ売り

Fan Vendor

 

展示コーナー:E8 江戸の美 浮世絵の世界コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月2日(火)~2020年(令和2)6月21日(日)

1765年(明和2)頃

鈴木春信/画

 

江戸の夏の風物詩でもあった団扇売りの若者を描いています。きせるを手に持ち、着物の片肌を脱ぎ、休息する姿は粋ですっきりとした姿です。

市松模様の背負い箱に掛けられている団扇には、四代目市川団十郎の大首絵や瀬川菊之丞きくのじょうら人気役者の定紋じょうもん、春信自身の美人画、舶来象の図などがあります。

 

東京ゾーン

 

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5、浅草公園花やしき興行チラシ

Flyer for the Show at Hanayashiki, Asakusa Park

 

展示コーナー:T4 市民文化と娯楽 盛り場浅草コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月2日(火)~2020年(令和2)7月12日(日)

明治時代

 

花やしきで行われた興業のチラシ。珍しい動物の見世物は、江戸時代から行われていました。1824年(文政7)に両国広小路でラクダの見世物をした記録があり、珍しい物を見せるという事に加え、文化的な知識を普及する役割も果たしました。

 

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6、大正震災木版画集 救護所

Xylograph collection of pictures of the Taisho earthquake disaster: Relief place

 

展示コーナー:T5 関東大震災 大震火災コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月2日(火)~2020年(令和2)6月7日(日)

1923年(大正12)以降 桐谷洗鱗/画

 

関東大震災の被害状況やその後の救護活動、人びとの生活の様子を描いた画集。西澤笛畝てきほ、川崎小虎、磯田長秋、織田観潮、田村彩天、桐谷洗鱗せんりんの6人の画家がそれぞれ6図を制作し、全36図で一揃いとなっています。このうち東京を描いたものは27図です。

 

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7、パーマネントウエーブ器

A permanent machine

 

展示コーナー:T6 モダン東京 戦争への道コーナー

展示期間:2020年(令和2)6月2日(火)~2020年(令和2)8月10日(月)

1934年(昭和9)

村橋巳之市/製作 メーター部分は複製

 

電熱パーマは1923年(大正12)、日本に上陸し、1930年代に国産機が生産されて普及しました。本資料はヒートウェーブ式パーマネントマシーン「ヤマノスター号」と称する国産機第一号。

当時のパーマネントは作業が複雑だったため、かけるのに6時間から8時間かかり、費用も当時の月給にあたる20円と高額でした。仕上がりは髪全体に細かくきついウエーブがかかり、「ちりちりパーマ」、「すずめの巣」などと揶揄やゆされました。

 

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