2019年9月〈江戸ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2019.09.30展覧会・常設展

9月展示替情報 江戸ゾーン

常設展示室(6階、5階)で展示替を行い、9月25日(水)から新たに資料を展示しています。

主な資料を紹介します。

 

 1909_展示替え_江戸ゾーン

1、「駿河町するがちょう越後屋えちごや呉服店ごふくだな大浮絵おおうきえ

  The Echigoya dry-goods store at Surugacho in Edo

 

展示コーナー:E4 江戸の商業 江戸と上方

展示期間:2019年9月25日(水)~同年10月27日(日)

享保期(1716年~1736年)

奥村政信/画

 

 浮絵とは、西洋画の透視法(遠近法)を用いて情景が浮き出て見えるように描く浮世絵で、この手法を初めて手がけたのは作者の奥村政信と言われています。本資料では、三井越後屋の店内の様子が浮絵の技法を用いて立体的に描かれています。

 当時、呉服店の商売方法は、年に2・3度まとめて商品の代金を支払う「節季せっきばらい」が一般的でした。そのため商品の値段には、支払日までの利息である「掛け値」が含まれ、高値でした。三井越後屋は、その場での現金決済にするかわりに、掛け値なしで安価で商売する「現金掛け値なし」という方法で、大いに繁盛しました。

 

 

 1909_展示替え_江戸ゾーン

2、「無尽灯むじんとう(田中久重ひさしげ系統)」

  Automatic-refueling lamp

 

展示コーナー:E7 文化都市江戸 江戸の文化交流

展示期間:2019年9月25日(水)~同年12月22日(日)

1863年(文久3)頃

[田中久重/考案]

 

 無尽灯は、空気ポンプによってできる圧搾空気で発砲する気泡の原理を応用して、灯油の供給を自動的に行うことができる灯火具です。ガラスの受け部分についているネジをまわすことにより平心を出し入れして炎の大きさを調節することができます。

 本資料は、「東洋のエジソン」、「からくり儀右衛門ぎえもん」とよばれた発明家、田中久重が1837年(天保8)に考案した無尽灯の原理を用いて造られています。

 

 

1909_展示替え_江戸ゾーン

3、「幕府軍艦第二長崎丸関係資料のうち航海用機具」

  Implement for voyages, Shogunate Warship Second Nagasakimaru-related instruments

 

展示コーナー:E10 江戸から東京へ 江戸無血開城

展示期間:2019年9月25日(水)~同年12月22日(日)

1862年(文久2)以前

 

 第二長崎丸は、イギリスで建造された洋式船で、1863年(文久3)に幕府が長崎で購入したものです。戊辰ぼしん戦争の時に出羽国でわのくに酒田さかたおき飛島とびしまで座礁し、この時、船体の一部や艦内の品々が運び出され、その一部が飛島の肝煎役きもいりやく(村の庄屋・名主役)の鈴木家に伝わりました。

 写真の上段左から砂時計、法螺貝ほらがい遠眼鏡とおめがね(望遠鏡)、双眼鏡、バロメーター。

 

1909_江戸ゾーン展示替えマップ