質問
江戸時代の「江戸三大名鐘」とはどれを指すのか。
- 事例作成日:2014年6月1日
- 最終更新日:2025年2月14日
回答
参考資料によると、江戸時代に「江戸三大名鐘」と呼ばれていたかは不明です。江戸の代表的な鐘として寛永寺、増上寺、浅草寺、天龍寺、市ヶ谷八幡宮等の鐘が紹介されていますが、「三大鐘」として紹介する文献も鐘の組み合わせがそれぞれ異なります。詳しくは回答プロセスと参考資料をご参照ください。
| 回答プロセス | 【資料1】『名数数詞辞典』によると、芝増上寺(港区芝公園内)・上野寛永寺(台東区上野)・浅草寺(台東区浅草)を挙げている。 【資料2】『角川日本地名大辞典 13 東京都』によると、天龍寺(四谷)・寛永寺(上野)・市ヶ谷八幡宮(市谷)を挙げている。 【資料3】『大江戸時の鐘音歩記』によると、天龍寺・寛永寺・市ヶ谷八幡(天龍寺境内パネル(新宿区教育委員会作成)を引用)を挙げている。 【資料4】『江戸の時刻と時の鐘 近世史研究叢書 6』によると、松尾芭蕉の句「花の雲鐘は上野か浅草か」(出典は備考※1参照)で読まれているのは、寛永寺と浅草寺の鐘ではないかと考察している。 ほか各寺や区教育委員会のホームページに鐘の説明あり。(備考※2~6参照) |
|---|---|
| 参考資料 | 【資料1】『名数数詞辞典』森睦彦編 東京堂出版 1980年 0315/3/80p.120【資料2】『角川日本地名大辞典 13 東京都』「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1991年 2910/2/14-S00p.1225【資料3】『大江戸時の鐘音歩記』吉村弘著 春秋社 2002年 4491/2/002p.121【資料4】『江戸の時刻と時の鐘 近世史研究叢書 6』浦井祥子著 岩田書院 2002年 4491/1/002p.35【資料5】『川柳江戸名所図会』佐藤泰三著 至文堂 1970年 9114/32/70p.338【資料6】『川柳江戸砂子』下巻 今井卯木著 春陽堂 1931年 9114/42/2p.438 |
| キーワード | 鐘 時鐘 梵鐘 時の鐘 |
| 備考 | ※1 早稲田大学図書館 古典籍データベース『続虚栗集』 http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he05/he05_01847/he05_01847_0001/he05_01847_0001_p0009.jpg (2014/7/2確認) ※2 寛永寺 http://kaneiji.jp/ (時鐘堂) (2025/2/14確認) ※3 浅草寺 http://www.senso-ji.jp (弁天山) ともに松尾芭蕉の句「花の雲鐘は上野か浅草か」(出典は備考※1参照)を引用している。 (2025/2/14確認) ※4 増上寺 http://www.zojoji.or.jp/keidai/ (鐘楼堂)「今鳴るは芝か上野か浅草か」(出典は当館資料では見つけられず)という川柳を引用している。(2014/7/4確認) ※5 天龍寺(新宿区立新宿歴史博物館) https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/ (2025/2/14確認) ※6 市ヶ谷亀岡八幡宮 https://ichigayahachiman.or.jp/ (2025/2/14確認) |
| URL(転記用URL:レファ協DBへ移動) | https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000136442 |