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  • 開催終了
  • 特別展

発掘された日本列島2005-新発見考古速報展-

会期
2005年7月12日(火)-2005年8月21日(日)
会場
1階企画展示室

東京都江戸東京博物館(東京・両国)では、2005年7月12日(火)から8月21日(日)まで、「発掘された日本列島2005-新発見考古速報展-」を開催いたします。 文化庁の統計によると、日本全国の遺跡の数は44万ヵ所とされています。現在、全国で7千件を数える埋蔵文化財発掘調査が行われており、膨大な数の遺跡や遺物が出土しています。そこで、この調査の成果をできるだけ早くより多くの方々にご覧いただき、埋蔵文化財に関する一層の理解につながっていけるよう企画・実施している、一年に一度の展覧会です。 本展では、近年の発掘調査の成果から特に注目される出土品を中心に、話題の考古資料を一堂にご紹介します。なかでも注目すべき遺跡は、現在知られている中で最古の仏教壁画である【若草伽藍跡(法隆寺)】《奈良県》、飛鳥時代の工芸を知る上で一級資料である遺物が出土した【キトラ古墳】《奈良県》、江戸三座(市村座・森田座・中村座)の切落札【歌舞伎芝居小屋入場札】《東京》です。なお、国内最大の上円下方墳と確認された【武蔵府中熊野神社古墳】≪東京都府中市≫の出土品の中で、もっとも注目された鞘尻(さやじり)金具は東京会場のみで実物が公開されます。 その他、テーマ展示「整備された史跡」として、近年整備された遺跡をパネルや出土品にて紹介します。 また、開催期間が各種学校の夏休み期間と重なることから、小・中学生向けに展示物をわかりやすく解説したキャプションの設置やガイドを常置します。子供から大人まで幅広い年齢層の方々に親しんでいただける、埋蔵文化財保護に関する理解を深める良いきっかけとなる展覧会です。

新発見考古速報展ガイドホームページ

開催概要

会期
2005年7月12日(火)-2005年8月21日(日)
会場
1階企画展示室
開館時間
9:30-17:30
(木曜・金曜は20:00まで。 入館は閉館の30分前まで。)
休館日
毎週月曜日(ただし、7月18日は開館し、翌日休館)
主催
文化庁 財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館
共催

全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会 全国埋蔵文化財法人連絡協議会
全国史跡整備市町村協議会

事務局

財団法人とちぎ生涯学習文化財団埋蔵文化財センター

特別協力

朝日新聞社

後援

NHK

協賛

株式会社ジャパン通信情報センター
株式会社東都文化財保存研究所

出品点数

約700点

観覧料金

※横にスクロールできます。

企画展専用観覧券常設・企画展共通観覧料
一般500(400)円880(700)円
大学生・専門学校生400(320)円700(560)円
中学生(都外)・高校生
65歳以上
250(200)円440(350)円
小・中学生(都内)250(200)円なし
  •  ( ) 内は20名以上の団体料金。
  • 小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料ですので、 共通券はありません。

展示構成

主な展示資料

<各時代の注目の展示資料>

【旧石器時代】

田向冷水遺跡出土資料(青森県八戸市)→ナイフ形石器、素材剥片

【縄文時代】

忠生遺跡(東京都町田市)→巨大石棒

忠生遺跡:石棒
■東京都町田市忠生
≪縄文時代中期中葉(約4500年前)≫
長さ約184cm、幅17cm。安山岩 製で、断面形が頭部でいびつな五角形、胴部が楕円形及び六角形状を呈する。頭部には波状と円文が浮き彫り状の彫刻によって描かれている。竪穴住居の中から粉々に破砕された状態で出土したものを復元した。このような大型の石棒はきわめて珍しい。石棒は生命の再生や子孫繁栄に関する祭祀に関わるものとされている。

【弥生時代】

吉野ヶ里遺跡出土(佐賀県神埼町)→巨大な甕棺墓かめかんぼから鏡や貝輪が出土

吉野ヶ里遺跡:銅鏡
■佐賀県神埼町・三田川町・東背振村
≪弥生時代中期後半(約2050年前)≫
直径約7.4cm。両腕に35点の貝製腕輪をつけた女性人骨が発見された甕棺墓の口縁部と石蓋の間の粘土目張りからの中から出土した。「久不相見、長毋相忘」(久しく相見えず、長く相忘る毋らんことを)の銘が持つ前漢代の良好な連弧文鏡である。背面には部分的に朱が付着している。

【古墳時代】

キトラ古墳(奈良県明日香村)→壁画の実物大再現パネル、防護服、琥珀玉など

キトラ古墳:キトラ古墳壁画及び出土遺物
■奈良県明日香村
≪飛鳥時代後半期≫
石室内の発掘調査を行い、精細な金象嵌をほどこした太刀の吊金具や、六花形の棺金具、琥珀玉等の多彩な遺物と、人骨、歯が出土した。遺物は飛鳥時代の工芸を知る上で一級資料である。人骨や歯は鑑定の結果40歳から50歳の男性である可能性が高い。壁画写真はフォトマップ画像で、多数の写真の中央部分のみを正確に合成して作成し、実物と同じゆがみのない画像を得ることができた。※壁画はフォトマップ写真による実物大パネルにて展示。

【古代】

法隆寺・若草伽藍跡(奈良県斑鳩町)→最古の寺院壁画:壁画片、瓦

若草伽藍跡:法隆寺壁画片
■奈良県斑鳩町
≪飛鳥時代≫
西院伽藍の造営に伴って埋められた溝から出土した。若草伽藍の塔か金堂に描いていたものと考えられる。詳しい図像については不明だが、現在知られている中で最古の仏教壁画である。壁画は強い火を受けていたことから、法隆寺は7世紀後半に火災で焼失したことが遺物からも裏付けられた。「法隆寺再建・非再建論争」に新たな面から解決を与えるものである。

【近世】

日本橋二丁目遺跡等(東京都中央区)→江戸三座の歌舞伎芝居小屋入場札

江戸三座歌舞伎入場札
■東京都中央区:日本橋二丁目遺跡:市村座の切落札
≪江戸時代(約300年前)≫
長さ13.7cm、幅6.8cm、厚さ0.9cm。穴蔵から出土した。正目板を使い、四隅が切り取られ、丁寧な造りとなっている。表面には長方形枠内に「市村座」と焼印が施されており、その上から「切落」とすみがきされている。

江戸三座歌舞伎入場札
■東京都中央区:京橋二丁目遺跡:森田座の切落札
≪江戸時代(約250~300年前)≫
長さ13.7cm、幅5.7~6.0cm、厚さ0.5cm。表面には「切落」「森田」、裏面には「百七拾二文」「四月廿七日」と墨書がみられる。「百七拾二文」は観覧料金を、「四月廿七日」はその通用日を示すものと思われる。

江戸三座歌舞伎入場札
■東京都中央区:日本橋一丁目遺跡:中村座の土間札
≪江戸時代(約300年前)≫
長さ15.7cm、幅5.1cm、厚さ1.0cm。穴蔵から出土した。正目板を使い、四隅は切り取られている。表面には「中村」の焼印と「土間」の墨書が施されている。裏面には逆さに「壽福」の墨書と「正口」の縁取りされた文字がみられる。「壽福」の墨書は、札が販売された際既に書かれていたものか、購入後のいたずら書きかは判然としない。「正口」については、購入後のいたずらと見られる。

<テーマ展示「現代によみがえる遺跡」>

川中島の合戦の舞台であり近世真田氏の居城だった長野市:松代城跡、「鎖国」期に西欧に開かれた唯一の窓口であった長崎市:出島和蘭商館跡など、近年復元整備された10遺跡を取り上げ、復元状況のパネルや出土品を紹介します。

関連事業

講演会「キトラ古墳を考える」

※横にスクロールできます。

日時2005年7月30日(土)13:30~17:00(開場13:00)
※当日は花火大会による交通規制があるため、お車でのご来場はできません。
場所東京都江戸東京博物館 1階ホール
講師白石太一郎(奈良大学)、川野邊渉(東京文化財研究所)、花谷浩(奈良文化財研究所)
定員400名
参加費無料(当日先着順)   <終了しました>

 

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