- 開催終了
- 特別展
円山応挙<写生画>創造への挑戦江戸開府400年・江戸東京博物館開館10周年記念
- 会期
- 2004年2月3日(火)-2004年3月21日(日)
- 会場
- 1階企画展示室
円山応挙81733~95)は、江戸時代の半ばに活躍した絵師で、新たな「写生画」を創造し、それまであった絵画観を一変させました。本展では、重要文化 財≪牡丹孔雀図≫≪保津川図(ほづがわず)≫や、海外からの里帰り作品《幽霊図(お雪の幻)》、新たにその存在を知られるようになった≪円山派粉本 雲龍図≫などを紹介します。会場では、円山応挙が門弟達とともにすべての襖絵を描いた大乗寺(兵庫県香住町)にある三部屋の襖絵を立体的に再現展示し、壮大な空間を体感していただきます。
開催概要
- 会期
- 2004年2月3日(火)-2004年3月21日(日)
- 会場
- 1階企画展示室
- 開館時間
- 9:30-17:30
- 休館日
- 毎週月曜日
- 主催
- (財)東京都歴史文化財団 、江戸東京博物館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション
- 後援
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文化庁
- 協賛
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大阪産業大学、大日本印刷
- 協力
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日本航空
- 監修
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佐々木丞平(京都大学教授)、佐々木正子(日本画家・京都造形芸術大学客員教授)
- 料金
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「円山応挙<写生画>
創造への挑戦」
展観覧券常設展との共通券 一般 1,200円(960円) 1,440円(1,150円) 大学生・専門学校生 960円(760円) 1,150円(920円) 中学生(都外)・高校生
65歳以上600円(480円) 720円(570円) 小・中学生(都内) 600円(480円) なし - *( )内は20名以上の団体料金。
- *次の場合は本展覧会の観覧料が無料になります。
・未就学児童
・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添の方 - *小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料ですので、共通券はありません。
- 関連情報
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本展は好評につき、土・日曜日および祝日は大変な混雑が予想されます。
より快適にお客様にご鑑賞いただくため、場合により入場までしばらくお待ちいただ くなど、制限をさせていただくことがありますので、あらかじめご承知おき下さい。
なお、木・金曜日は午後8時まで開館しておりますので、ゆっくりと ご鑑賞いただけます。
展示構成
円山応挙と写生画
江戸中期の絵画様式のなかで最も特筆すべきものが、写生画です。丹波国(現京都府)に生まれた応挙は、京で眼鏡絵制作にたずさわることで西洋画の 画法を体得し、さらに石田幽汀につき狩野派を学びます。やがて円満院門主祐常と知り合い、新たに写生画風に目覚めることになります。応挙の絵画は、単に事物を写実的に描くというのではなく、いったんそれを自分のなかに取り入れ、新たな構図を創造したものでした。現実の世界、目に見える世界だけでなく、応挙は新たなモチーフを絵画に取り入れます。架空の生物である龍やこの世のものではない幽霊、当時見ることができなかった虎などです。応挙の絵画世界を次の視点から迫ります。
からくりのある絵:視覚トリック
実の写生:現実のものの姿を写す
虚の写生:架空の存在ながら心にあるイメージを写す
気の写生:生命感や風情、品格を写す
虚実一体空間:絵の中の空間と現実空間の融合
円山応挙と大乗寺
漁業の町、兵庫県香住町にある大乗寺で、応挙は門弟たちと実際の香住町の風景につながるようなイメージで仏教上の世界観を写し出すことを試みまし た。お寺全体が立体曼荼羅となるように構成された空間は、仏前の間の、開けても閉めても図柄の繋がる襖や、見る方向によって景色の変わる絵など、創意に満 ちた壮大な空間となっています。展覧会場では応挙の描いた三部屋(重要文化財《松に孔雀図襖絵》《郭子儀図襖絵》《山水図襖絵》)を立体的に再現展示します。
特別展「円山応挙」で新発見作品を公開中!
東方朔龍虎図 寛政2年(1790) 絹本墨画淡彩 3幅対 個人蔵
特別展「円山応挙」をきっかけに、円山応挙が描いた「東方朔龍虎図」が発見されました。所有者の埼玉県内の男性(84)が当館へ通報、調査の結果、展覧会で初公開することになりました。
この作品は、仙人の東方朔と、龍、虎の姿を描いた3幅の掛軸です。東方朔は仙術によって長寿を得たため、おめでたい画題とされます。1790年(寛政2)に描かれ、箱に記された由来によると、但馬国(現兵庫県)の豪農が同年、応挙から入手しました。豪農の家に代々伝わり、その5代目にあたる男性が特別展をきっかけに同博物館に連絡。特別展監修者の佐々木丞平・京都大教授と佐々木正子・京都造形芸術大客員教授が調査の結果、真作と確認しました。
佐々木正子客員教授は「売買されなかったために存在そのものが知られておらず、状態もよい、貴重な作品だ」と話しています。
「松に猿図」 明和2年(1765)頃 紙本墨画 個人蔵
「仙嶺」(せんれい)の落款と「夏雲」(かうん)の印章から、初期の作品と推察されます。松の幹の描線に狩野派の影響が残るものの、猿の表現にはすでに応挙らしい写実的な描写がみられます。都内の所蔵者が博物館へ通報し、特別展の監修者によって応挙の作品と判明しました。
おもな展示資料
※会期中、作品の展示替をします。
関連事業
1. 講演会「応挙の障壁画が創る空間と大乗寺」
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| 日時 | 2004年2月21日(土) 13:30~15:00(開場 13:15)<終了しました> |
|---|---|
| 場所 | 江戸東京博物館1階 映像ホール |
| 参加費 | 500円 |
| 講演者 | 山岨真應(大乗寺副住職) |
| 参加方法 | 特別展の観覧券をお持ちの方を対象に、当日先着150名様 12:00より1階ホール前にて整理券を配布します。 |
2. 講演会「円山応挙の人と芸術」
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| 日時 | 2004年2月28日(土) 14:00~15:30 <終了しました> |
|---|---|
| 場所 | 江戸東京博物館1階 ホール |
| 参加費 | 500円 |
| 講演者 | 佐々木丞平氏 (京都大学教授、本展監修者) 佐々木正子氏 (日本画家・京都造形芸術大学客員教授、本展監修者) |
| 参加方法 | 特別展の観覧券をお持ちの方を対象に、当日先着400名様12:00より1階ホール前にて整理券を配布します。 |
3. 特別展「円山応挙 <写生画>創造への挑戦」特別上演 古典落語 「応挙の幽霊」
幽霊といえば応挙、巷の評判がこんな噺はなしを作り出しました。
応挙の幽霊は、瞬く間に人々の心に棲みつきます。
応挙の描いた、白い装束に足のない幽霊のスタイルはその後の幽霊画の定番となったほどです。
本展、展示作品「幽霊図(お雪の幻)」を鑑賞して落語「応挙の幽霊」を聞いてみませんか。
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| 日時 | 2004年2月7日(土) ①14:00~ ②15:00~ 2回上演(1回30分程度) <終了しました> |
|---|---|
| 場所 | 江戸東京博物館1階 学習室1・2 |
| 定員 | 一上演につき100人 |
| 参加費 | 無料 ※参加方法をご確認下さい |
| 上演 | 林家 正雀(真打) 第8回NHK新人落語コンクール最優秀賞などを受賞 |
| 参加方法 | 当日、円山応挙展の観覧券をお持ちの方を対象に、12:00より1階ホール前にて整理券を配布します。 (円山応挙展の観覧券をご提示していただきます。) 整理券をお持ちになって上演会場へお越し下さい。整理券がない方はご入場できません。 ※開場はそれぞれの上演会開演30分前です。 |










