- 開催終了
- 特別展
エルミタージュ美術館展 サンクトペテルブルク古都物語~エカテリーナ2世の華麗なる遺産~
- 会期
- 2004年7月17日(土)-2004年10月17日(日)
- 会場
- 1階企画展示室
財団法人東京都歴史文化財団、東京都江戸東京博物館、TBS、毎日新聞社、東映株式会社は、2004年7月17日(土)~10月17日(日)まで、「サンクトペテルブルク古都物語 エルミタージュ美術館展 ~エカテリーナ2世の華麗なる遺産~」を開催いたします。歴史と芸術の香りが漂う美しい街、ロシアのサンクトペテルブルクは、昨年、建都300年を迎えました。18世紀、ロマノフ王朝の為政者たちは、ロシアを近代的なヨーロッパ国家に転換するため、首都をサンクトペテルブルクに移し、綿密な計画に基づいた街づくりをおこないました。為政者のひとり、エカテリーナ2世は、文化の発展にも寄与し、膨大な美術品を収集、現在のエルミタージュ美術館の基礎をつくりました。そして、同館は現在300万点以上の作品を所蔵する世界屈指の美術館となっています。本展では文化都市サンクトペテルブルクのシンボルともいえるエルミタージュ美術館のコレクションの中から、絵画、宝飾品、版画など127点を通して、ロシア美術の黄金時代を築いたエカテリーナ2世の華麗なる遺産である18世紀ロシアの歴史ロマンを紹介してまいります。
開催概要
- 会期
- 2004年7月17日(土)-2004年10月17日(日)
- 会場
- 1階企画展示室
- 開館時間
- 9:30-17:30
(木曜・金曜は20:00まで。入館は閉館の30分前まで。) - 休館日
- 毎週月曜日休館。但し月曜日が祝日または振替休日の場合はその翌日
- 主催
- (財)東京都歴史文化財団、東京都江戸東京博物館、TBS、毎日新聞社
- 後援
-
外務省、文化庁、ロシア連邦大使館、TBSラジオ
- 協賛
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新光証券
- 協力
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ロシア国立エルミタージュ美術館、日本航空
- 企画協力
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東映
- 出品点数
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127点
- 監修
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千足伸行(成城大学教授)
- 観覧料金
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【当日券】
※横にスクロールできます。
企画展専用観覧券 常設展との共通券 一般 1,300円(1,040円) 1,520円(1,210円) 大学生・専門学校生 1,040円(830円) 1,210円(960円) 中学生(都外)・高校生
65才以上650円(520円) 760円(600円) 小・中学生(都内) 650円(520円) なし - ( )内は20名以上の団体料金。
- 次の場合は本展覧会の観覧料が無料になります。
・未就学児童 ・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添の方 - 小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料ですので、 共通券はありません。
【前売券】
※横にスクロールできます。
企画展専用観覧券 常設展との共通券 一般 1,100円 なし 大学生・専門学校生 840円 なし 中学生(都外)・高校生
65才以上450円 なし 小・中学生(都内) 450円 なし 前売券販売場所
江戸東京博物館、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、主なJR東日本みどりの窓口・びゅうプラザ 他
展示構成
構成と見所
エルミタージュ美術館
この巨大な美術館は、歴代の皇帝の宮殿である「冬宮」と、エカテリーナ2世の私的サロンであった「小エルミタージュ」、「旧エルミタージュ」、「新エルミタージュ」そして冬運河を挟んで建てられた「エルミタージュ劇場」の5つの建物によって構成される“美の宝庫”です。
「エルミタージュ」という言葉は「隠れ家」を意味するフランス語で、エカテリーナ2世はこの私的なサロンで国事を離れて、自ら集めた美術品を親しい友人たちと密かに楽しみました。
また、その入り口にはこんな言葉が掲げてあったといいます。
“この扉を通るもの、帽子とすべての官位、身分の誇示、傲慢さを捨て去るべし、そして陽気であるべし”
エカテリーナ2世の美術品蒐集は、1764年にベルリン商人ゴツコウスキからコレクションを購入したことから始まるといわれています。
彼女は西洋絵画だけでなく、彫刻、版画などの獲得にも情熱を注ぎ、それがエルミタージュ美術館の基礎となりました。
死の直前まで美術品を購入し続けたエカテリーナ2世亡き後も、コレクションは急増しました。
そして、それらを収蔵するためにエルミタージュは増築を繰り返していきましたが、1851年には公共美術館を目的とし、これまで国王の私有財産として一部の特権階級しか鑑賞できなかった逸品が教育目的として広く公開されるようになりました。
現在エルミタージュ美術館には400を超える展示室があり、その300万点にも及ぶ所蔵作品は世界でも類を見ない規模です。
そして、この「エルミタージュ美術館展」では、世界に誇る同館のコレクションを“エカテリーナ2世の華麗なる遺産”というキーワードを通して、目の当たりに鑑賞することができます。
第1部 大国への道
1703年、ネヴァ河口に広がる湿地帯を新都に変えたピョートル1世は、その地を自分の守護聖人・聖ペテロにちなんでサンクトペテルブルクと名づけました。
ピョートル1世の夢は帝政ロシアを国力だけでなく、文化的にもヨーロッパ列強諸国と対等な立場にすることでした。その夢を実現させたのが、エカテリーナ2 世です。
彼女は側近たちの力を借りて、国土を拡大していっただけでなく、帝政ロシアの文化の発展に力を尽くします。
第1部では新都サンクトペテルブルクを舞台に、ピョートル1世とその後継者エカテリーナ2世の功績、それに伴う都市の成り立ちをつまびらかにしてゆきます。
第2部 エカテリーナ2世と宮廷の輝き
エカテリーナ2世は、辺境の地ロシアに当時のベルサイユをしのぐほどの華麗な文化をつくりあげた立役者でした。
彼女は帝政ロシアの文化水準をヨーロッパ列強諸国のそれに近づけるため、自国の宮廷工房の庇護と発展に励みます。
そして、ついにはヨーロッパ列強諸国がうらやむほど豪華絢爛な世界を手に入れたのでした。
第2部では「ロシア美術の黄金時代」と呼ばれたエカテリーナ2世の宮廷文化の輝きを紹介してゆきます。
第3部 エルミタージュ絵画ギャラリー
帝政ロシアをあらゆる面でヨーロッパ列強諸国と肩を並べられる程の大国へと押し上げていったエカテリーナ2世は、反面、孤独や内面世界を欲する部分も持ち合わせていました。
そんな彼女が情熱を傾けたのは、西洋美術品の収集です。
エカテリーナ2世はヨーロッパ中を驚嘆させる勢いで高価な作品を買い集め、『エルミタージュ(隠遁生活の場所)』と名づけた自分だけの美術館に展示したのです。
第3部では、エカテリーナ2世がその基礎を作った、文化都市サンクトペテルブルクの象徴“エルミタージュ美術館”の選りすぐりの西洋絵画を紹介してゆきます。
《田園風景》
ピーテル・パウル・ルーベンス
1577年
17世紀前半、牧人男女の描写はオランダでとくに人気があった。
ルーベンスはアルカディアの牧歌的な暮らしという古代の描写で作品の雰囲気を盛り上げている。
この作品には絵画的な優しさと温かさをたたえた色調、光と空気に形状と色彩をもたせる技法など、ルーベンスの晩年の特徴がはっきりと表れている。
Photo©The State Hermitage Museum,St.Petersburg,2004
《エカテリーナ2世の黄金の馬車》
ヨハン・コンラッド・ブッケンダール
1793年
この黄金の馬車はエカテリーナ2世が晩年に愛用したもので、サンクトペテルブルクの宮廷主馬寮で1793年に製造された。
20世紀にいたるまで特別な祝賀行事の際に使用され、1896年にアレクサンドラ・フョードロヴナ皇后のモスクワでの戴冠式に使用されたことでも有名である。
Photo©The State Hermitage Museum,St.Petersburg,2004
《エカテリーナ2世のカエル紋章入り
陶磁器セット-平たい皿》
ウェッジウッド社 1774年
エカテリーナ2世が1773年に英国スタッフォードシャーのジョサイア・ウェッジウッド社に注文したこの「フロッグサービス」は、世界3大ディナーサービスにあげられる。サンクトペテルブルク近くにあるケケレケクシネンスキー宮殿のために特注したもので、その宮殿はフィンランド語で「カエルの沼」を意味する場所にあったことから宮殿の名称と、緑のカエルの面白い紋章が生まれた。
食器セットは50名分で、正餐用(680点)とデザート用(264点)の計444点から成る。
また、1222種類の英国各地の由緒ある古城や廃墟、田園風景などがセピア色の単色で丹念に手描きされており、エカテリーナ2世がイギリスのゴシック建築の伝統やイギリス式庭園・公園芸術に大きな関心を寄せていたことが窺える。
今回その貴重な作品のうち10点が特別出品される。
Photo©The State Hermitage Museum,St.Petersburg,2004
《エカテリーナ2世》
ヴィギリウス・エリクソン 1762-1764年
エカテリーナ2世は最高位の聖アンドレイ勲章の綬、星型、記章のついた礼服を着用し頭に小さな王冠を載せ、皇帝権力を象徴する権標(十字架の付いた黄金の球)と王笏、さらに1762年の戴冠式のために宝石職人ポジェが特別に製作した大王冠を扇で指し示している。
王冠を飾るのはロシア史上有数の宝石の一つであるスピネル(尖晶石)である。
Photo©The State Hermitage Museum,St.Petersburg,2004
《エリザヴェータ・ペトロヴナ女帝の夏宮》
アレクセイ・アンギレエヴィッチ・グレコフ1753年
夏宮は豪華に装飾された木造の宮殿、大きく華麗な建物、広々とした庭園で構成されている。庭園には迷路の中にパヴィリオンが建ち、噴水や彫刻群、回転木馬なども置かれていた。
この宮殿をもっとも気に入っていたのはエカテリーナ2世で、昨年修復が完了した「琥珀の間」は世界的に有名である。
Photo©The State Hermitage Museum,St.Petersburg,2004
《エカテリーナ2世の孫たちが描かれた嗅ぎ煙草入れ》
ルイ・クーザン 1781-1789年
中央に描かれているのはエカテリーナ2世の孫、アレクサンドル・パヴロヴィチ大公とコンスタンチン・パヴロヴィチ大公の幼少時代である。
エカテリーナ2世が愛する孫たちへ贈り物として作らせたものだと考えられる。
Photo©The State Hermitage Museum,St.Petersburg,2004
《キューピッド-詩の寓意》
フランソワ・ブーシェ 1703年
ロココ時代を代表するフランソワ・ブーシェは、赤や青などのパステル色と自由奔放な筆遣いが特徴的である。
この作品は寓話芸術を代表する絵画シリーズの一枚で、旧エルミタージュの一室に飾られていた。
Photo©The State Hermitage Museum,St.Petersburg,2004
関連事業
エルミタージュ美術館展オリジナルスイーツ
リーガロイヤルホテル東京・パティシエ ジョン・ホンヨン氏によるエルミタージュ美術館展オリジナルスイーツを販売予定。 また、リーガロイヤルホテル東京において、エルミタージュ美術館展フェアを実施予定。 エカテリーナ2世をイメージしたディナープランやお得な宿泊プラン、アフタヌーンティーセットなどをご用意。
★ジョン・ホンヨン
自転車競技で韓国代表チームの一員になるほどの有名選手であったが、心機一転、日本でパティシエを目指す。その後、ジャパンケーキショー東京「チョコレート工芸菓子」部門グランプリ受賞、テレビ東京「TVチャンピオン」での優勝など多数の受賞歴を誇る、現在もっとも注目されているパティシエの一人。






