2004.11.06(Sat)〜2005.01.10(Mon)
2004.11.06(Sat)〜2005.01.10(Mon)
江戸東京博物館(東京・両国)では、2004年11月6日(土)から2005年1月10日(月・祝)まで「大(Oh!)水木しげる」展を開催いたします。 水木しげる(本名:武良茂)は、1922年(大正11)に生まれました。鳥取県境港市での幼少期から好奇心が旺盛で、近所に住む老婆(通称:のんのんばあ)から不思議な話を多く聞き、妖怪や精霊に興味をもつようになりました。画家への道を夢見ていた青年時代、太平洋戦争に召集されラバウルで片腕を失うほどの重傷を負いましたが、そのなかでも現地のトライ族と親交を深めました。 1946年(昭和21)に帰還したあとは、職業を転々としながら絵筆を持ち続けます。そして神戸市兵庫区水木通りのアパートを経営し、住人の影響で紙芝居作家としてデビューします。ペンネーム「水木しげる」は、水木通りからつけられました。 紙芝居が斜陽になり上京、1958年(昭和32)貸本漫画家として活動をはじめます。漫画家水木しげるの誕生です。不安定な貸本業界のなかで生み出された作品は160冊以上。怪奇、SF、時代物とジャンルはさまざまでしたが、「墓場鬼太郎」などその後の活躍につながる作品が生まれました。やがて貸本から雑誌漫画へ活動を移し、「テレビくん」で第6回講談社児童漫画賞を受賞し、以後、「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などで人気作家となりました。特に「ゲゲゲの鬼太郎」はテレビアニメともなり、子どもから大人まで幅広い世代に愛される作品です。2003年(平成15)には故郷に「水木しげる記念館」が開館し、ユニークな人柄や人生観が、老若男女を問わず幅広い共感を呼んでいます。 本展は、水木しげると親交が深い荒俣宏氏と京極夏彦氏の監修のもと、かつてない規模で水木しげるの魅力を明らかにします。これまで未公開だった漫画の原画のほか、「少年天才画家」と呼ばれた青少年時代の絵本やスケッチ、紙芝居、貸本などを展示して画業をふりかえるとともに、「妖怪研究家」として世界中で収集した民族コレクションも初公開します。また本展のために描き下ろした絵巻「水木しげるの人生絵巻」は、わんぱく少年から漫画家として大成功し現在も活躍をつづける、水木しげるの人生を一覧することができます。 どのような状況下にあっても、子どものころの純真な好奇心を失わず、今なお筆をとる水木しげるの姿は、私たちに心のふくらみをあたえてくれます。約800 点のさまざまな資料により「水木しげるワールド」のすべてを大展観します。
開催時期 | 2004年11月6日(土)~2005年1月10日(月・祝) 計50日 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
会場 | 江戸東京博物館 1階 企画展示室 東京都墨田区横網一丁目4番地1号 TEL:03-3626-9974 |
|||||||||||||||
休館日 | 毎週月曜日休館。但し月曜日が祝日または振替休日の場合はその翌日 | |||||||||||||||
開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分(木曜・金曜は午後8時まで。入館は閉館の30分前まで。) | |||||||||||||||
出品数 | 約800点 | |||||||||||||||
巡回展 | 東京展終了後、下記を巡回します。 <終了しました> ・2005年1月15日(土)~4月3日(日) 新津市美術館(新潟県) ・2005年4月9日(土)~5月22日(日) 北海道旭川美術館 ・2005年6月3日(金)~7月24日(日) 岐阜市歴史博物館 ・2005年7月31日(日)~9月25日(日) 高知県立美術館 |
|||||||||||||||
入館料 |
※( )内は20名以上の団体料金。
※次の場合は本展覧会の観覧料が無料になります。
※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料ですので、共通券はありません。 |
本展は、妖怪漫画、戦記漫画、歴史漫画などのこれまで未公開となっていた貴重な原画を初公開します。さらに、様々な作品を制作するにあたりインスピレーションをうけたものや、デビュー以前から現在に至る画業を紹介し、水木しげるの実像に迫ります。さらに初公開となる≪水木しげる人生絵巻≫は、氏の人生すべてを盛り込んで特別に描き下ろした10メートルにも及ぶ大作です。展示プロデューサーに京極夏彦氏を迎え、水木作品の中に登場する面白く不思議な小道具も登場し、平面的な漫画の世界を立体的に構成します。
第1章:天才児あらわる
第2章:水木二等兵の地獄と天国
第3章:嗚呼、極貧生活
第4章:なまけものになりたい
第5章:愛しの妖怪たち
第6章:水木ワンダーランド
東京会場地域展
江戸東京にやって来た妖怪や、水木しげると東京の関わりに注目します。
「人生絵巻」(部分) |
セノイ族 |
白雪姫 |
鳥取県でくつろぐ鬼太郎一家 |
ヤシの葉のバッグを持つ少年 |
日時 | 11月6日(土)①午前10時~ ②午後0時~ ③午後2時~ (3回とも同内容) |
---|---|
会場 | 江戸東京博物館1階ホール |
入場券 | 観覧無料(当日先着順) <終了しました> |
水木しげるが原作を漫画化し、この映画のパンフレットにも寄稿したゆかりの作品を DVD上映します。
日時 | 11月13日(土)~1月10日(月・祝)の金土日曜・祝日 毎週金曜 午後6時~午後7時20分 毎週土日・祝日 午後1時~午後2時20分 |
---|---|
会場 | 江戸東京博物館 |
入場券 | 観覧無料(当日先着順) <終了しました> |
日時 | 11月27日(土)午後2時~午後3時30分(開場午後1時30分予定) |
---|---|
会場 | 江戸東京博物館1階ホール |
定員 | 400名 |
入場券 | 1,000円(当日先着順) <終了しました> |
日時 | 12月25日(土)午後2時~午後3時30分(開場午後1時予定) |
---|---|
会場 | 江戸東京博物館1階ホール |
入場券 | 1,600円(全席自由) 入場券発売場所 :11月6日より江戸東京博物館・チケットぴあ |
定員 | 400名 <終了しました> |
「大水木しげる展」開催の応援に、ゲゲゲの鬼太郎とねずみ男が江戸博にやってきます。 12月12日(日)、19日(日)、23日(木祝)です。いっしょに記念写真も撮れます。 家族みんなで江戸博に来てね!
鳥取県のマスコットキャラクタートリピーが、江戸東京博物館で開催中の「大水木しげる展」の応援にかけつけました。
水木しげるさんは鳥取県の出身。だから同じ鳥取出身のトリピーも、展示室前で鳥取県をアピールしています。
これからトリピーは土曜日のお昼頃、江戸博にあらわれます。もしかしたら、トリピーからプレゼントをもらえるかも・・?トリピーに会ったら、ぜひ手をふってあげてくださいね!
鳥取県からきたトリピーです! |
<販売は終了しました>
「大水木しげる展」をご覧になった後、さまざまな水木しげる関連グッズをお買い求めいただけます。「大水木しげる展」オリジナルポスターやポストカード、本展のために書き下ろされた「人生絵巻」複製絵巻をはじめ、鳥取県境港市の「水木ロード」でしか取り扱っていない商品なども取り揃えております。また、江戸東京博物館会場限定オリジナルTシャツやマグカップなども好評発売中です。
目玉の親父Tシャツ(アイボリー、ブラック)
価格(税込)・半袖2,625円 ・長袖2,940円(ブラックのみ)・サイズ:S・M・L
目玉の親父マグカップ |
目玉の親父バンダナ |
妖力ゴルフマーカー(鬼太郎・目玉の親父・ネコ娘/全3種)
価格(税込):1,200円・サイズ:お問い合わせください