2012.06.12(Tue)〜2012.07.29(Sun)
2012.06.12(Tue)〜2012.07.29(Sun)
全国で毎年7,000件近くの発掘調査が実施されていますが、一般的にその成果に触れる機会は、極めて限られています。この展覧会では、近年、特に注目された出土品を中心に展示を構成し、多くの人々が埋蔵文化財に親しみ、その保護の重要性に関する理解を深めることを目的としています。 また、同時期に開催する地域展では、溜池遺跡の発掘調査で出土した近世の遺物を紹介します。
会期 | 2012年 6月12日(火)~7月29日(日) | ||||||||||
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会場 |
江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分 ・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分 ・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 ・墨 38 系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」 「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分 |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分 土曜日は午後7時30分まで (入館は閉館の30分前まで ) |
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休館日 | 6月18日・6月25日・7月2日・7月9日、7月17日、7月23日 ※7月16日(月)は開館日です。 |
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主催 | 文化庁 東京都 東京都江戸東京博物館 | ||||||||||
協力 | 全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会 全国埋蔵文化財法人連絡協議会 朝日新聞社 朝日新聞出版 財団法人元興寺文化財研究所 | ||||||||||
後援 | 全国史跡整備市町村連絡協議会 | ||||||||||
観覧料金 | 常設展観覧料でご覧になれます。
※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。
※( )内は20人以上の団体料金。いずれも消費税込み。
*次の方は常設展観覧料が無料です。
※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます。)
※特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。 |
全国の発掘調査資料のうち、特に注目されるもの、および文化庁関連事業のひとつとして、「東日本大震災における文化財保護のとりくみ」を紹介します。
ナイフ形石器 |
イノシシ形土製品 |
人面付壺形土器 |
犬形埴輪 |
堂ケ谷廃寺・堂ケ谷経塚出土品 |
パスパ文字印 |
祭祀遺構 |
西南戦争遺跡出土品 |
巨大地震とそれに伴う大津波により、甚大な被害をもたらした東日本大震災。文化財も大きな被害を受けました。文化庁は震災発生直後から、文化財レスキュー事業等により被災した文化財を救出し、保護するとりくみを続けています。また被災地の復興事業に伴う発掘調査を迅速に進められるように人的、財政的な支援を打ち出しています。今回は、文化庁のとりくみを紹介し、それらの発掘調査成果を展示します。
各開催館が、所在する地域の遺跡から出土した資料を紹介する展示。 今年の江戸東京博物館(東京会場)の地域展示は、溜池遺跡を取り上げます。
2006年(平成18)、国会議事堂の西側にある衆議院第一議員会館の建て替えに伴い、発掘調査が行われました。ここは江戸時代、二本松藩丹羽家の上屋敷があった場所で、付近には「溜池」がありました。
溜池は、江戸時代の初期には、江戸の上水源のひとつとなっていました。そののち玉川上水の整備が進むにつれて、上水源としての利用がなくなり、次第に屋敷地として埋め立てが進むこととなります。丹羽家屋敷も、数度の埋め立てを経て、屋敷地を拡張していきました。
この時の発掘調査では、谷部の湿地地形という地理的条件が幸いし、木製品が多数出土しました。これらの出土品は、武家屋敷内での暮らしぶりをより具体的に伝える貴重なものです。
今回の地域展では、多彩な出土物を通じて、当時の人々の普段の暮らしぶりを紹介するとともに、溜池のたどった歴史なども紹介いたします。
蒔絵箱蓋 |
蒔絵櫛 |
丹羽家家紋瓦 |
分銅 |
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
【開催期間】2012年8月8日(水)~9月17日(月)
【会場】青森県八戸市大字是川字横山1 電話:0178-38-9511
http://www.korekawa-jomon.jp/
藤枝市郷土博物館・文学館
【開催期間】2012年9月28日(金)~11月6日(火)
【会場】 静岡県藤枝市若王子500 電話:054-645-1100
http://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse_index.html
堺市博物館
【開催期間】2012年11月17日(土)~12月24日(月)
【会場】大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁大仙公園内 電話:072-245-6201
http://www.city.sakai.lg.jp/hakubutu/
鳥取県立博物館
【開催期間】2013年1月12日(土)~2月24日(日)
【会場】鳥取県鳥取市東町2丁目124番地 電話:0857-26-8042
http://site5.tori-info.co.jp/~museum/
詳細 | 中核展の展示解説を開催期間中の毎週土曜および日曜の13時~と15時~に実施します。 解説は文化庁記念物課調査官。 |
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地域展の展示解説を実施します。
日時 | 6月23日(土)、24日(日)12時と14時 |
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講師 | 後藤宏樹(千代田区立日比谷図書文化館学芸員) |
縄文土器の文様を参考にデザイン。おがくず粘土でペン立てを作ります。完成品はお持ち帰りいただけます。
日時 | 6月30日(土)・7月22日(日) ①11時~、②13時30分~、③14時30分~ ※制作時間は30~40分ほど |
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場所 | 常設展示室5階体験コーナー |
対象 | 小学生以上 |
定員 | 各回20名 ※申し込み不要。先着順(各回開始時間の10分前から受付を開始します)、定員になり次第締め切り。 |
※参加無料(常設展観覧料が必要となります)
※当日は汚れてもよい服装でお越し下さい。
毎週金曜日に実施しているミュージアム・トークにて地域展解説を実施します。
日時 | 7月13日・20日(各金曜日) 16時から30分程度 |
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講師 | 斉藤進・大八木謙司(東京都埋蔵文化財センター) |