2013.02.09(Sat)〜2013.03.10(Sun)

特輯展

広重・東海道五拾三次

 

江戸東京博物館の開館20周年を記念して、当館が収蔵する歌川広重の「東海道五拾三次」55枚を一堂に展示します。 江戸後期、庶民の間でも伊勢参りなどの旅が流行します。1802年(享和2)に刊行が始まった、弥次さん喜多さんの珍道中でお馴染みの「東海道中膝栗毛」が、東海道ブームに火をつけます。東海道を描いた浮世絵版画も次々と出版され、とりわけ1833年(天保4)に版行が始まった歌川広重の保永堂版「東海道五拾三次」は、大ベストセラーになりました。 今日でも東海道の絵といえば、このシリーズが目に浮かぶのではないでしょうか。宿場の風景に自然景観や町並み、旅人の様子、そこで暮らす人々、名所や名物などを織りまぜるとともに、雨や雪などの天候や季節、朝夕の時の移ろいをもとらえ、叙情豊かに表現しています。それゆえにこの絵は、見る者を楽しくさせ、時には緊張感を持って一緒に旅をした気分にいざないます。 この機会に、臨場感溢れるこれらの作品をゆっくりご覧いただき、「江戸の旅」を体感してください。

開催概要

会期 2013年2月9日(土)~3月10日(日)
会場 江戸東京博物館 常設展示室5階  第2企画展示室
電話番号:03-3626-9974(代表)

 

 ・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分
 ・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分
 ・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 ・墨 38 系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

開館時間 午前9時30分~午後5時30分   土曜日は午後7時30分まで
(入館は閉館の30分前まで )
休館日 月曜日(ただし2月11日は開館、翌12日休館)
主催 東京都 東京都江戸東京博物館
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。

観覧料
一般 600円(480円)
大学生・専門学校生 480円(380円)
中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料

 

※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。

 

※(  )内は 20 人以上の団体料金。いずれも消費税込み。

 

※次の方は常設展観覧料が無料です。
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。(入館の際は障害者手帳等のご提示をお願いします。)

 

※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。

 

※特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます。)

主な展示品

東海道五拾三次之内  亀山 雪晴

東海道五拾三次之内
亀山 雪晴

東海道五拾三次之内  日本橋 朝之景

東海道五拾三次之内 
日本橋 朝之景

 

東海道五拾三次之内 原 朝之富士

東海道五拾三次之内 
原 朝之富士

東海道五拾三次之内 蒲原(かんばら) 夜之雪

東海道五拾三次之内 
蒲原(かんばら) 夜之雪

 

東海道五拾三次之内 四日市 三重川

東海道五拾三次之内 
四日市 三重川

東海道五拾三次之内 庄野(しょうの) 白雨

東海道五拾三次之内 
庄野(しょうの) 白雨

 

東海道五拾三次之内 水口(みなくち) 名物干瓢(かんぴょう)

東海道五拾三次之内 水口(みなくち)
名物干瓢(かんぴょう)

関連事業

ミュージアムトーク

担当学芸員による展示解説を行います。

開館20周年記念特集展示「広重・東海道五拾三次」展みどころ

日時 2月22日(金) 午後4時から30分程度
場所 常設展示室5階 日本橋下にお集まりください。