2018.04.01(Sun)〜2018.05.06(Sun)

特輯展

写楽の眼・恋する歌麿-浮世絵ベストコレクション-

 

 東京都江戸東京博物館では、4月1日再オープンを記念して、特集展示「写楽の眼  恋する歌麿-浮世絵ベストコレクション-」を開催します。 浮世絵師の東洲斎写楽と喜多川歌麿は、すぐれた描写力により、18世紀後半を中心に江戸文化の最前線で活躍しました。版元の蔦屋重三郎によって才能を見出され、世に送りだされた2人の浮世絵、特に写楽の役者大首絵、歌麿の美人大首絵は、人々に新鮮な驚きを与えました。彼らの名作は現代でも高い人気を誇っています。

 本展では、当館所蔵の写楽・歌麿による浮世絵版画作品と関連資料30点を厳選し、展示します。この中には、初公開となる作品が含まれています。その一つ、写楽の「市川鰕蔵(えびぞう)の竹村定之進」の力のこもった目の形象は、江戸東京博物館のロゴマークデザインのもととなったものです。江戸に花開いた浮世絵版画の世界をお楽しみください。

開催概要

会期 2018年4月1日(日)~5月6日(日)
会場

東京都江戸東京博物館 常設展示室5階 江戸ゾーン

 「江戸の美」 「芝居と遊里」コーナー

電話番号:03-3626-9974(代表)

 

・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A3・A4出口、徒歩1分
・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

開館時間

午前9時30分~午後5時30分

土曜日は午後5時30分まで

*入館は閉館の30分前まで

休館日 4月9日、16日、23日(いずれも月曜日)
主催 東京都 東京都江戸東京博物館
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。

観覧料
一般 600円(480円)
大学生・専門学校生 480円(380円)
中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)
中学生(都内)・小学生以下 無料

 

*(  )内は20人以上の団体料金。消費税込。

 

 *中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします

 

 *次の場合は常設展観覧料が無料です。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。入館の際は各種手帳等のご提示をお願いします。

 

*毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。

 

*家族ふれあいの日に観覧の、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)2名の料金が半額となります。保護者が都内在住者であることを証明できるものをお持ちください。

 

*4月1日(日)は常設展示室の観覧料が無料になります。

展示構成

 1 初披露 江戸博の「目」
 Part One: First-Time Showing of the “Eyes” of the Edo-Tokyo Museum

 喜多川歌麿、東洲斎写楽の才能が最も花開いた名品を公開します。歌麿の美人大首絵、写楽の役者大首絵は、描かれた人物の背景や心情をも浮き彫りにし、寛政期(1789-1801)の江戸文化のさきがけ となりました。

当館が新たに収集した浮世絵、注目の3作品を初披露します。

 

高島おひさ

【初公開】
高島おひさ 喜多川歌麿

市川鰕蔵の竹村定之進

【初公開】
市川鰕蔵えびぞうの竹村定之進さだのしん 東洲斎写楽

 

 2 暮す女・色恋歌
 Part Two: Women in Daily Life/Songs of Love

歌麿の描いた女性たちは、平和な市井に暮らす姿もあれば、危うい恋をテーマにした物語にも登場します。日常への優しいまなざし、非日常への夢想。相対する美人たちの姿を展示します。

 

風流子宝合

風流子宝合ふうりゅうこだからあわせ 大からくり 喜多川歌麿

 

 3 仕掛け人、蔦屋重三郎との展開
 Part Three: The Mastermind, Tsutaya Jūzaburō

写楽、歌麿を世に送り出した人物、蔦屋 重三郎つたや じゅうざぶろう。江戸の吉原に生まれた彼は、版元「蔦重つたじゅう」の経営者として、無名だった二人の才能を見出し、開花させました。ここでは、蔦重が企画し歌麿が手がけた美しい絵入狂歌本を紹介します。

 

銀世界

銀世界 喜多川歌麿

 

 4 芝居と吉原の女
 Part Four: A play and the Women of Yoshiwara

江戸の人々にとって最大の娯楽であった芝居見物。江戸文化を牽引けんいんする人物も集った遊郭、吉原。双方とも浮世絵の重要な題材となりました。ここでは歌麿が描く「忠臣蔵」、実在が確認された吉原美人の姿絵を展示します。

 

岡本屋内志那照・佐屋形

青楼遊君合鏡せいろうゆうくんあわせかがみ 岡本屋内志那照・佐屋形しなてる さやがた 
喜多川歌麿

関連事業

1. ミュージアムトーク(展覧会見どころ解説)

*常設展示室5階、日本橋下にお集まりください。

日時

■ 日本語のみ

①4月13日(金)、②21日(土)、③28日(土)、④5月4日(金・祝)

①④16:00~16:30 ②③18:00~18:30

 

■ 英語通訳付き

4月4日(水)10:30~11:00 11日(水)16:00~16:30

 

2. 日本髪を結うデモンストレーション-歌麿美人ができあがるまで

歌麿の描く美人たちの髪型 燈籠鬢とうろうびんを再現する髪結い実演会

日時 4月22日(日)14:30~
会場 常設展示室5階中村座前
講師 村田孝子(ポーラ文化研究所シニア研究員)
林照乃(結髪師)

◎常設展観料でご覧になれます。

 

3. 初公開 記念グッズプレゼント

写楽の浮世絵トートバックを先着500名に無料配布
4月1日(日)

 

4. フォトスポット

フォトスポット

 ミュージアム・ラボ前 巨大バナー(イメージ図)

 

展示資料の巨大グラフィックバナー・パネルを下記の場所に設置します。
ぜひ撮影して、SNS等にもご掲載ください。

【場所】
・E9「芝居と遊里」コーナー隣
・ミュージアム・ラボ前