2007.01.02(Tue)〜2007.02.12(Mon)
2007.01.02(Tue)〜2007.02.12(Mon)
からくり儀右衛門作、幻の茶運び人形、新発見!
「文字書き人形」の描く「寿」「松」「竹」「梅」すべてを公開!!
江戸時代、日本では、世界でもまれに見る、優れた「からくり」が製作されていました。これらを製作した代表的な人物が、現在の東芝の創始者「からくり儀右衛門」こと田中久重(1799~1881)でした。 鎖国下、ひたすら自分の夢を追い求めて、試行錯誤を繰り返した結果、彼は独創性に富んだ優れた技術を生み出し、「弓曳童子」、「文字書き人形」など、世界に誇れる日本独自の機械文化を作り出したのです。つい先頃、これまで文献でのみ存在が知られていた、久重幻の茶運び人形「茶酌娘(ちゃしゃくむすめ)」が発見され、このほど修復が完了しました。また昨年度、見事な「寿」の字を書いて、皆様を驚かせた「文字書き人形」が、残る「松」「竹」「梅」すべての文字を書くことにも成功しました。
このことを記念し、江戸東京博物館では、日本からくり研究会との共催で、2007年のお正月に「夢大からくり展 2007」を開催します。 あらためて、江戸時代の日本の技術力、独創性を再認識していただくと同時に、土、日、祝日に開催される実演では、「からくり」の見事な動きをお楽しみいただければと存じます。
会場 | 常設展示室5階 中村座ファサード前 |
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期間 | 2007年1月2日(火)~2月12日(月・祝) |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分(ただし、1月2日、3日は午前11時から。土曜は午後7時30分まで) ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 2007年1月22日(月)、29日(月)、2月5日(月) |
観覧料金 | 常設展観覧料でご覧になれます。 |
主催 | 東京都江戸東京博物館、日本からくり研究会 |
実演 | 日本からくり研究会 |
特別協賛 | 株式会社東芝 |
【茶酌娘(ちゃしゃくむすめ)】 田中久重作 これまで、文献に記録が残るのみで、実在が確認されていなかった幻の茶運び人形。既存の茶運び人形と異なり、移動距離、運ぶ茶碗の数を自由に調整できる。そのため、客の前に来たら自動的に止まる。最後の茶碗が戻ったら動きだすなど、あたかも人形が自分の意志で動いているかのように見せることができる。久重は、ギアの中にさらにギアを仕組むという高度な技術を考え出すことによって、この機能を実現した。 |
【文字書き人形】 田中久重作 長年にわたる交渉の末、アメリカからの里帰りを果たした久重の傑作。筆を硯の墨につける。正面にセットされた紙に字を書く。そして観客に披露するという一連の動作を精巧なカムの作用により行う。 この程「寿」に加え、「松」「竹」「梅」すべての文字を書くことに成功した。 |
【世界最小からくり人形】 東野進氏蔵
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【のぞきからくり】 東野進氏蔵 視差により、明治時代の風景写真を立体的に見せるからくり。オルゴールの伴奏とともに、ぜんまいで次々と写真が入れ替わる。 |
中村座前に特設ステージを組み、からくり儀右衛門こと田中久重作の「弓曳童子」「文字書き人形」の他、新たに発見された「茶酌娘(茶運び人形)」など、メカニズムを解説しながら実演をご覧いれます。
実演日 |
1月2日(火)~8日(月・祝) 2月:3日(土)・4日(日)・10日(土)・11日(日)・12日(月・祝) |
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時間 | 午前11時、午後1時、午後3時 |
場所 | 5階常設展示室 中村座前 |
からくり人形のデモンストレーションや体験、関連の本をご覧いただくコーナーも設置します。
実演日 | 1月2日(火)~8日(月・祝) |
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実演時間 | 【第1回】12時~、【第2回】午後2時~、【第3回】午後4時~ |
実演場所 | 5階常設展示室 朝野新聞前 |
江戸時代の虫を当時の顕微鏡でご覧いただくコーナーを特設いたします。
実施日 | 1月2日(火)~8日(月・祝) 1月:13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)・27日(土)・28日(日) 2月:3日(土)・4日(日)・10日(土)・11日(日)・12日(月・祝) |
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場所 | 5階常設展示室 中村座前 |