2012.01.02(Mon)〜2012.02.05(Sun)
2012.01.02(Mon)〜2012.02.05(Sun)
国宝「平家納経」など、世界遺産・厳島神社の至宝、堂々公開
50年目の節目を迎えるNHK大河ドラマは、初めて武士による世の中を作り上げた「時代への挑戦者」平清盛の生涯を描きます。 今から900年前、貴族政治が衰退して混迷を深めた平安末期に、平清盛は瀬戸内の海賊を束ねて武家の棟梁となり、太政大臣にまでのぼりつめます。国を豊かにするために日宋貿易を行う一方、海に浮かぶ華麗な厳島神社を造営し、一族の繁栄を願って「平家納経」を奉納するなど、数多くの荘厳な宗教美術を生み出しました。 この展覧会では世界遺産・厳島神社に伝えられる多数の至宝をはじめ、この時代を生きた人々の肖像画や書跡、主要な源平合戦を描いた絵画のほか、平安末期の文化を象徴する美術・工芸品などを展示し、平清盛が活躍した時代を紹介します。
会期 | 2012年1月2日(月・祝)~2月5日(日) ※会期中、資料の展示替があります。 |
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会場 |
江戸東京博物館 1階展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分 |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分 (土曜日は午後7時30分まで) *入館は閉館の30分前まで *今後の節電等の状況によって変更する場合がありますので ご来館の際は江戸東京博物館ホームページ等でご確認ください。 |
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休館日 | 1月23日(月)、1月30日(月) | ||||||||||||||||
主催 | 公益財団法人 東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館 、NHK 、 NHK プロモーション | ||||||||||||||||
料金 |
※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。
※( )内は20名以上の団体料金です。
※共通券は江戸東京博物館のみで販売いたします。
※次の場合は観覧料が無料です。
【チケット販売所】 |
展示資料目録
展示リスト(PDF)
世界遺産・厳島神社に伝えられる多数の至宝をはじめ、この時代を生きた人々の肖像画や書跡、主要な源平合戦を 描いた絵画、平家末期の文化を象徴する美術・工芸品など、国宝・重要文化財を含む約120点を紹介。
平清盛は白河法皇の落胤とも言われ、平氏の棟梁として育てられました。海賊退治で名を上げ、保元・平治の乱で武家の頂点に立ち、やがて朝廷のトップ に までのぼって政権を掌握します。 また、娘を入内させて布石をうち、 清盛自身は出家して福原 ( 神戸 ) に隠棲することで政治を制御して全盛を迎えま した 。そして治承 3 年 (1179) には後白河法皇を幽閉、翌年、福原遷都を 強 行して政権の新たな段階に入りますが、各方面から強い反発を招きま す 。本章では、事件や出来事をたどりながら平氏興隆の足跡を探ります。
清盛の周りには個性的な人物が多く、歴史像をより一層豊かなものにしています。清盛と次第に対立を深める今様(流行歌)好きの後白河院、清盛と同じく北面の武士でありながら出家して漂泊の人生をおくった西行法師…、実に多彩な人々が人間ドラマを繰り広げました。
本章では、 おもな 人物像を 肖像画などで 探ります。 また鳥羽離宮や後白河院の法住寺殿を出土資料で紹介します 。
平氏は、海賊退治などで瀬戸内海に進出、清盛が安芸守に任じられると、航海の守り神・厳島神社を一門の氏神のように篤く信仰しました。清盛は後白河法皇をはじめ多くの人々を ともなって 参詣し、社殿 を 造営 し 、社領や宝物を相次いで寄進します。本章では、清盛が長寛 2 年 (1164) に一門の繁栄を願って奉納した、善美を尽した装飾経『平家納経』を4巻同時公開するほか、平氏の栄華を物語る至宝の数々を紹介します。
清盛が活躍した時代、繊細優美な美意識 にみちた 『平家納経』のような華麗な作品が生まれました。また清盛が中国・宋と交易を進めたことで、 先進的 な文化がもたらされ、影響が及んだことはこの時代の文化のもう一つの特色です。本章では、仏教美術を通じて文化の特色をみるとともに、平氏ゆかりの資料をあわせて紹介します。また宋から重盛に贈られたという青磁碗をはじめ、交易の拠点であった博多、神戸、京都出土の 貿易陶磁 なども交えて紹介し、当時の交易の有り様を検証します。
各地で蜂起が続くなか、治承 5 年(1181)閏 2 月、 64 歳の清盛は高熱に悶絶しながら壮絶な最期を迎えます。 遺言として、 源頼朝の首を墓前に供えるよう言い残したと『平家物語』にあります。『平家物語』は平氏一門の興亡や合戦、さまざまな人間ドラマを語るもので、琵琶法師によって広まり、多くの作品に題材を提供しました。本章では、清盛の死後、木曽義仲や源氏の攻勢に追われ、一の谷、屋島での激闘をへて壇ノ浦合戦で滅亡するまでの平氏一門の姿を、絵画作品などを通じて概観します。
[一の谷・屋島合戦図屏風](左隻) |
[一の谷・屋島合戦図屏風](右隻) |
[保元合戦図屏風] 江戸時代/馬の博物館蔵 |
[重要文化財 伝平重盛所持 青磁茶碗 銘馬蝗絆] |
[平治物語絵巻断簡(六波羅合戦巻)] |
[西行像] 鎌倉時代/MOA美術館蔵 |
[国宝 十二天像 月天] |
[雪中常盤図] 江戸時代/三井記念美術館蔵 |
【その他の出品作品 】
■【国宝 伝源為朝所用 小桜韋黄返威鎧】平安時代/厳島神社蔵
■【国宝 金銀荘雲龍文銅製経箱(平家納経納置)】平安時代/厳島神社蔵
■【国宝 平家納経 平清盛願文】平安時代/厳島神社蔵
■【国宝 平家納経 法華経信解品第四】平安時代/厳島神社蔵
■【国宝 平家納経 法師功徳品第十九】平安時代/厳島神社蔵
■【国宝 平家納経 陀羅尼品第二十六】平安時代/厳島神社蔵
■【国宝 平清盛、頼盛合筆 紺紙金字法華経】平安時代/厳島神社蔵
■【国宝 古神宝類のうち 双鳳文螺鈿平塵飾太刀鞘】平安時代/厳島神社蔵
■【国宝 古神宝類のうち 檜扇】平安時代/厳島神社蔵
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電話:03-3560-8223