2013.10.29(Tue)〜2013.12.08(Sun)

企划展 5F

幕末の江戸城大奥

 

江戸城大奥は、表と奥という江戸城本丸御殿の二つの基本的な空間構造のうち奥空間の最奥に位置し、将軍にとっては御台所(みだいどころ)とともに世子を養育して家の存続をはかるという役割をもっていました。また、御台所や将軍生母たちの生活の場でありました。 本展では、公益財団法人德川記念財団が所蔵する、幕末の大奥を彩った御台所や将軍生母に関する資料を中心に展示します。宮家や公家、武家など様々な身分を出自とした彼女たちの〝風儀〟と、彼女たちが集まる江戸城本丸御殿の大奥という場に注目し、その実像を考えたいと思います。また、留守居という大奥の取締りを掌(つかさど)った男役人にも注目し、華やかな江戸城大奥の運営についてひもときます。さらに本展の結びとして、明治維新における徳川宗家存続に果たした彼女たちの役割を紹介します。 これらを通じて、江戸城大奥で生活した御台所や将軍生母の暮らしぶり、男役人が関与することによって成り立つ大奥運営といった、知られざる江戸城大奥の一側面に想いを馳せていただけましたら幸いです。

開催概要

会期 2013年10月29日(火)~12月8日(日)
会場

江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
電話番号:03-3626-9974(代表)

 

・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分
・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 ・墨 38 系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

開館時間 午前9時30分から午後5時30分
(土曜日は午後7時30分まで。入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(ただし11月4日は開館、翌5日が休館)
主催 東京都、東京都江戸東京博物館、公益財団法人 德川記念財団
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。

観覧料
一般 600円(480円)
大学生・専門学校生 480円(380円)
中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料

 

※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。

 

※(  )内は 20 人以上の団体料金。いずれも消費税込み。

 

*次の方は常設展観覧料が無料です。
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。(入館の際は障害者手帳等のご提示をお願いします。)

 

※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。

 

※家族ふれあいの日(11月16日・17日)に観覧の、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)2名の料金が半額となります。

 

※特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます)

展示構成および主な資料

展示構成

プロローグ
第1章 将軍と大奥
第2章 さまざまな風儀
第3章 江戸城大奥と留守居
エピローグ

 

振袖帷子 黒紅麻地雲立涌牡丹梅葵文様 伝和宮(静寛院宮)所用

振袖帷子 黒紅麻地雲立涌牡丹梅葵文様
伝和宮(静寛院宮)所用
公益財団法人德川記念財団蔵
[展示期間:11月12日(火)~11月24日(日)]

茵(しとね) 白綸子地筥牡丹唐草文縁錦 天璋院所用

茵(しとね) 白綸子地筥牡丹唐草文縁錦
天璋院所用
公益財団法人德川記念財団蔵

 

徳川家達書状 天璋院宛

徳川家達書状 天璋院宛
公益財団法人德川記念財団蔵

 

錦絵 末広五十三次 日本橋

錦絵 末広五十三次 日本橋
公益財団法人德川記念財団蔵
[会期中場面替を行います]

錦手布袋水滴 竪野焼 天璋院所用

錦手布袋水滴 竪野焼 天璋院所用
公益財団法人德川記念財団蔵

 

千代田之大奥 節分

千代田之大奥 節分
公益財団法人德川記念財団蔵
[展示期間:10月29日(火)~11月17日(日)]

関連事業

えどはくカルチャー

企画展「幕末の江戸城大奥」全2回セット(事前予約制)

①「幕末の江戸城大奥」展の見どころ
日時:11月13日(水)午後2時から午後3時30分
②江戸城大奥と留守居
日時:11月20日(水)午後2時から午後3時30分

 

ミュージアムトーク

企画展「幕末の江戸城大奥」見どころ解説 ※申込不要

展覧会担当者による展示解説を行います。

日時 11月1日・8日・15日・22日(各金曜日) 午後4時から30分程度
場所 常設展示室5階、日本橋下にお集まりください。