2021年9月〈江戸ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2021/10/06展覧会・常設展

9月展示替情報 江戸ゾーン

常設展示室(5-6階)で展示替を行い、9月28日(火)から新たに資料を展示しています。

おすすめの資料を紹介します。

 

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① 人魚の出現とその予言を報じた刷物

Printed material that conveys the appearance of mermaids and their prophecies

展示コーナー:E3 出版と情報 あふれる出版物コーナー

展示期間:2021年(令和3)9月28日(火)~12月19日(日)

1849年(嘉永2)頃

中沢夏樹氏/寄贈

 

 越後国福島潟(現在の新潟市にある潟湖)での人魚(貝人・光り物とも)の出現を報じた刷物。疫病の流行を予言し、自身の姿を写したものを見れば疫病を避けられると伝える内容は、昨今話題となった「アマビエ」ともよく似ています。

 『藤岡屋日記』には、嘉永2年夏に同種の刷物を16種類見つけたと記述されています。病が流行りがちな夏場に、こうした刷物が市中で多数売られていたようです。

 

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流行りゅうこう菊花きっかそろい染井そめい植木屋うえきや金五郎きんごろう

The printing of Chrysanthemum work, The gardener Kingorô’s garden at Somei

展示コーナー:E6 江戸の四季と盛り場 江戸の盛り場コーナー

展示期間:2021年(令和3)9月28日(火)~10月24日(日)

1884年(弘化1)

歌川芳虎/画 村岡/版

 

  異なる菊をぎ木して一度に開花させる菊作りや、菊の花で物語や芝居の場面をつくる菊細工・菊人形は、江戸時代後期よりブームが起こり、見世物の一つとして人気を博すようになりました。興業は主に、巣鴨や染井などの植木屋が立ち並ぶ地域や、両国・浅草などの盛り場で開かれました。こうした菊の見せ方は秋の風物詩として定着し、菊人形は現在も目にすることができます。
この錦絵は、植木屋の金五郎店で披露された細工物を描いています。ところどころに葉のようなものが見え、白象が菊で仕立てられているとわかります。

 

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鼠縮緬地ねずちりめんじ秋景しゅうけいうずら模様もよう振袖ふりそで

Furisode(Long-Sleeve Kimono)in Gray Silk Crape with Autumn Plants and Quails

展示コーナー:E8 江戸の美 装いとかざりコーナー

展示期間:2021年(令和3)9月28日(火)~10月24日(日)

江戸後期~末期(19世紀)

 

 ウズラは、鳴き声鑑賞のために飼育されていた鳥。江戸時代、鳴き合わせ会が催され流行した時期がありました。秋季に美声となるため、秋の風景との組み合わせで画題となっている作例を多くみることができます。