2013.03.19(Tue)〜2013.03.31(Sun)

Thematic Exhibition

旧江戸城写真ガラス原板

 

国指定重要文化財 「旧江戸城写真ガラス原板」 特別公開!

 

このたび当館では開館20周年を記念して、貴重な“写された江戸城”に関する資料で、国指定重要文化財ともなっている「旧江戸城写真ガラス原板」の一部を特別公開します。 明治維新直後、新政府が引き継いだ江戸城は、幕末の火災などの影響で荒廃が進んでいました。そこで新政府は江戸城の姿を少しでも後世に残そうと考え、城内各所の景観の撮影・記録をおこないます。これを担当したのが当時、太政官の役人であった蜷川式胤(にながわ のりたね)であり、撮影には明治期の写真師として著名な横山松三郎があたりました。 1871年(明治4)におこなわれた調査結果は、『旧江戸城写真帖』(国指定重要文化財、東京国立博物館所蔵)としてまとめられ、さらに明治11年、蜷川により『観古図説 城郭之部一』として刊行されます。その他にも、この調査で撮影された写真はいくつか確認されていますが、その時の写真のガラス原板として確認されているのは、江戸東京博物館が所蔵する29枚のみです。 写真撮影そのものが困難であった時代、今から140年前も昔の原板が残されていることは非常に珍しく貴重です。今回はそのうち8枚を特別に公開します。この極めて貴重な機会をお見逃しなきよう、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

開催概要

会期

2013年3月19日(火)~3月31日(日)

※会期中、一部展示替えをおこないます。

会場 江戸東京博物館 常設展示室6階  江戸城と町割りコーナー
電話番号:03-3626-9974(代表)

 

・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分
・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 ・墨 38 系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

開館時間 午前9時30分~午後5時30分   土曜日は午後7時30分まで(入館は閉館の30分前まで )
休館日 会期中の休館日はありません。 ※3月25日(月)は開館しております。
主催 東京都 東京都江戸東京博物館
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。

観覧料
一般 600円(480円)
大学生・専門学校生 480円(380円)
中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料

 

 ※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。

 

※(  )内は 20 人以上の団体料金。いずれも消費税込み。

 

※次の方は常設展観覧料が無料です。
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。(入館の際は障害者手帳等のご提示をお願いします。)

 

※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。

 

※特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。(特別展の料 金は展覧会ごとに定めます。)

 

※3月28日(木)は開館記念日のため、常設展示室の入場がどなたも無料になります。

主な展示品

江戸城上梅林門と二ノ丸喰違門 横山松三郎/撮影

江戸城上梅林門と二ノ丸喰違門
横山松三郎/撮影
1871年(明治4)
当館蔵(3/19~3/25展示)

江戸城本丸書院二重櫓と重箱二重櫓 横山松三郎/撮影

江戸城本丸書院二重櫓と重箱二重櫓
横山松三郎/撮影
1871年(明治4)
当館蔵(3/26~3/31展示)

 

江戸城数寄屋橋門 横山松三郎/撮影

江戸城数寄屋橋門 横山松三郎/撮影
1871年(明治4)
当館蔵(3/19~3/25展示)

『観古図説 城郭之部一』(表紙) 蜷川式胤/著・横山松三郎/撮影 

蜷川式胤/著・横山松三郎/撮影
『観古図説 城郭之部一』(表紙)
1878年(明治11) 当館蔵

 

『観古図説 城郭之部一』より

『観古図説 城郭之部一』より