特集展示

2006年07月11日(火)〜11月26日(日)

かわいそうなゾウ-戦時中処分された動物たち-

1943年(昭和18年)8月、戦時下の措置として、上野動物園の猛獣が薬殺などで処分されました。 このときに処分されたライオンやチーターなどの剥製と、絵本「かわいそうなゾウ」で知られるゾウの牙が現在も上野動物園に保管されています。
また、このことを知った全国の子どもたちから寄せられた手紙も残っています。
今回、これら貴重な資料を常設展示室「空襲と都民」のコーナーで紹介します。 あらためて戦争や空襲の悲惨さを問い直してみてください。

開催概要

会場 5階常設展示室 空襲と都民コーナー
期間 2006年7月11日(火)~11月26日(日)
(毎週月曜日休館、ただし7月17日(月)、10月9日(月)は祝日のため開館し、翌日休館。9月11日(月)、18日(月)は両国国技館で大相撲本場所開催中のため開館。)
開館時間 午前9時30分~午後5時30分(土のみ午後7時30分まで) ※入館は閉館の30分前まで
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。
主催 財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館
協力 財団法人東京動物園協会 恩賜上野動物園

主な展示資料

昭和18年8月、処分される直前の最後の記念写真

昭和18年8月、処分される直前の最後の記念写真。左がワンリーで右がトンキー。
写真中央の澤田喜子さんは当時上野動物園の職員で、この写真を大切に保管していた。

 

ありし日のアリ(左)とカテリーナ(右)

ありし日のアリ(左)とカテリーナ(右)

慰霊祭に向かう行列

慰霊祭に向かう行列
(写真はいずれも(財)東京動物園協会)

関連事業

ミュージアムトーク

「かわいそうなゾウ-戦時中処分された動物たち-」

学芸員による展示解説です。お気軽にご参加ください。

日時 7月21日(金)・8月11日(金)午後4時~
集合場所 5階常設展示室 日本橋下

 

「かわいそうなゾウ」おはなし会

学芸員による展示解説です。お気軽にご参加ください。

日時 8月17日(木)・24日(木)午後3時~午後4時
集合場所 5階常設展示室 体験コーナー

 

かわいそうなゾウ-戦時中処分された動物たち- おはなし会

日時 11月5日(日)午後3時~午後3時30分
集合場所 5階常設展示室 体験コーナー
おはなし おはなしの会 つくしんぼ
演目 かわいそうなぞう、桃太郎 他
応募方法 事前申し込みは必要ありません。当日体験コーナーにお越しください