平成31年1月〈東京ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2019.01.09展覧会・常設展

1月展示替情報 東京ゾーン

常設展示室(5階)で展示替を行い、1月8日(火)から新たに資料を展示しています。

主な資料を紹介します。

 

金唐革かぶせ籐製一つ提げたばこ入れ

(1)「金唐革きんからかわかぶせ籐製とうせいひとげたばこ入れ」

Rattan work tobacco pouch covered with gilded leather, with netsuke

展示コーナー:T2 開化の背景 庶民の日常コーナー

展示期間:2019年(平成31)1月8日(火)~4月7日(日)

明治~大正期(1868~1926年)

 

 このたばこ入れは紙巻たばこ(シガレット)を入れるために作られたもので、紐を帯に挟んで持ち歩きます。金唐革はオランダを中心にヨーロッパで作られた文様を施した革で、邸宅の壁紙として作られました。大変高価なため、江戸時代の日本ではその切れ端をたばこ入れなどに用いることがステータスとなり、近代に入っても人気のアイテムでした。

 

 

押絵羽子板 歌劇「ロザリヤ姫」よりフランソワとロザリヤ姫 押絵羽子板 歌劇「ロザリヤ姫」よりフランソワとロザリヤ姫

(2)「押絵羽子板 歌劇「ロザリヤ姫」よりフランソワとロザリヤ姫」

Wooden rackets of half-length figure of person from an opera “Princess Rosalia” performed

by the Shochiku Opera Company with the raised cloth picture technique

展示コーナー:T4 市民文化と娯楽 盛り場浅草コーナー

展示期間:2019年(平成31)1月8日(火)~4月7日(日)

1935年(昭和10)

 

 人気役者の半身像を押絵にする伝統を受け継いだ、昭和の押絵羽子板。「ロザリヤ姫」は 松竹少女歌劇団のグランドレビューとして、1935年(昭和10)の11月と12月に新宿第一劇場で上演されました。主役のロザリヤ姫は江戸川蘭子(右)、王子フランソワ役は当時、男装の麗人として人気が高かった水之江瀧子(左)が務め、好評を博しました。この年の暮れ、浅草寺の羽子板市で売られたものと思われます。

 

 

大正震火災木版画集 西郷銅像

(3)「大正震火災木版画集 西郷銅像」

Takamori Saigou bronze statue, Xylograph collection of pictures of the Taisho earthquake disaster

展示コーナー:T5 関東大震災 大震火災コーナー

展示期間:2019(平成31)年1月8日(火)~2月11日(月・祝)

1923年(大正12)9月6日  桐谷きりや洗鱗せんりん/画

 

 「大正震火災木版画集」は、関東大震災の被害状況やその後の救助活動、当時の人々の生活の様子を描いた画集。西沢にしざわ笛畝てきほ川崎かわさき小虎しょうこ磯田いそだ長秋ちょうしゅう織田おだ観潮かんちょう田村たむら彩天さいてん、桐谷洗鱗の6名の画家がそれぞれ6点製作しました。全36図のうち27図が東京を描いています。本図は、震災後、上野公園に建つ西郷の銅像に、被災者の安否を尋ねたり移転先を記した紙が所狭しと貼られた様子を描いています。

 

 19年1月展示替え_東京ゾーン